ニフティ「情報モラル出前授業」シナリオ音声付き動画公開
2019年8月15日(木)12時15分 リセマム
SNSをはじめインターネットにまつわる子ども同士のトラブルやいじめ、また、子どもが犯罪に巻き込まれる事件などが年々増加している。平成30年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生の携帯電話所有率は56%、そのうちスマホ所有率は30%と、携帯電話所有の低年齢化も進んでいる。
ニフティは、こうした現状に対し、教育現場においても子どもの安全なインターネット利用について課題意識がありながら、子どもたちにどのように教えれば良いか悩んでいたり、日々の多忙な業務の中、情報モラル授業を行うための準備に時間が割けないという先生も多くいると考え、「情報モラル出前授業」動画の公開に至ったとしている。
「情報モラル出前授業」の内容は「インターネットにつながるということ」「SNSの安全で正しい使い方」「ネット上に書き込んではいけないもの」「ネットいじめについて」「スマホ依存について」。途中で事例動画の再生や、動画の内容に関するグループワークが含まれている。公開した「情報モラル教育出前授業」の動画では、同社が東京都新宿区の公立小学校向けに実施している授業の教材に、授業を進行する音声を付けていることから、先生は、動画を再生することで45分間の授業が行えるとしている。
ニフティの「情報モラル出前授業」の取組みは2008年6月から「インターネットを安全に使うために」というテーマで、小学校向けに情報モラル教育の出前授業を行っている。出前授業では、実際に起こったインターネット上の出来事や事件を取り上げ、子どもたちが興味をもって学習できるように動画教材などを使って、「何がいけなかったのか?」「どうしたら良かったのか?」をいっしょに考え、インターネット上で起こる事件の被害者や加害者にならないためにはどうしたら良いか、同社の社員が講師となり、わかりやすく伝えている。