強制性交未遂男が驚きの供述 性犯罪を繰り返す「性嗜好障害」とは…

8月15日(木)18時1分 しらべぇ

(liza5450/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)

2017年6月、国会で性犯罪に関する改正刑法が可決・成立した。1907年の制定以来110年ぶりの大幅改正となり、大きな注目を集めた。そんな中で、埼玉の自称大学生の男が性犯罪で逮捕された。


■改正の内容とは?

まず、改正の内容は以下のようなもの。

(1)強姦罪から強制性交等罪へ名称変更


(2)強姦罪の法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げ


(3)被害者の告訴がなくても起訴する事ができるようになった(これまでは被害者の告訴がないと起訴できない親告罪)


(4)18歳未満の人に対して、親などの監督・保護する立場の人がわいせつな行為をした場合、暴行や脅迫がなくても処罰される


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■「どの女性か分からない」

埼玉県警所沢署は14日、強制性交等未遂の疑いで、川越市久保町居住の自称大学生の男(21)を逮捕した。容疑は昨年10月14日午後8時ごろから同8時半ごろまでのあいだ、所沢市内の月決め駐車場で、10代女性に性的暴行を加えようとしたもの。

同署によると男と女性に面識はなく、同日午後、所沢駅近くで男が女性に声を掛け駐車場に連れ込んだ。しかし、女性に抵抗されたため、逃走。

女性は翌日、所沢署に被害を届け出て、同署で捜査を進めていた。「以前に同意の上で女の子の胸を触ったことはあるが、どの女性かは分からない」などと容疑を否認しているという。

■性犯罪の再犯率の高さ

「犯罪白書」には、判決確定後5年以内に再犯した人の割合は、強制わいせつは16%、強姦(単独)は3.6%というデーターがある。

依存症の専門病院の大石クリニック(横浜市)によると、痴漢・盗撮など(繰り返す性犯罪)の社会的に問題につながる行為をしたり、性交渉や風俗の利用回数が極端に多くなったりすると、性嗜好障害という病気の可能性があるという。

一般的には身体的・社会的なリスク(性犯罪など)を冒してまで性的問題行為をすることがしばしばあったり、特定の性的行動(不倫、マスターベーション、のぞき、痴漢など)がやめられない、売買春など不特定多数の人間とセックスをする、風俗通いなどがやめられず金銭的に困窮している、強制わいせつ罪や迷惑防止条例違反など法に触れるような行為など、性的行動のコントロールが効かなくなる状態のことを「性嗜好障害」という。


■認知のゆがみが影響

この病気は女性に対する認知のゆがみが大きく、極端な例は子供に興味を持ち性犯罪へつながる場合もあるそう。

通常の依存症とちがい、被害者に対する影響は大きく、被害者は大きな精神的ダメージを長期間受ける。まだ表出していない余罪が多く見られ、実際に行った回数のほんのわずかしか表に出てこないことも問題だという。

本人の意志の問題として捉えるのではなく、性嗜好障害(性依存症)という病気として捉え、病気で有れば治療する必要もある。


■余罪を疑う声も

ネット上では、「思い出せないくらいの数の犯罪を行っているのではないか」という声があがっている。

「思い出せないくらいたくさん余罪があるのでは? 厳しく調べてください」


「同意の上胸触った、これも怖くて抵抗できなかっただけだと思う」


「女性に生まれただけで、このような被害に遭う恐怖を、常に感じなければいけないのか。そんな理不尽な話はない」


性犯罪者を罰するだけではなく、病気と捉えて治療し、その後の様子もしっかり追う体制づくりの確立。被害者の深い傷に寄り添った対応・対策が、今求められている。


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(文/しらべぇ編集部・おのっち



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