9月1日は防災の日 災害時の連絡、中高生の親1位は「メール」
2018年8月16日(木)20時45分 リセマム
「防災の日に向けた家庭の防災に関する実態調査」は、栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する小学2年生から高校3年生の子どもの保護者を対象に、2018年7月4日から18日まで行ったインターネット調査。小学生341名、中高生355名、計696名の小中高校生保護者からの回答を得た。
子どもと災害時の対応について話したことがあるか聞くと、「ある」と答えたのは小学生保護者85.9%、中高生保護者91.3%だった。
どのような機会に子どもと災害時の対応について話したか聞くと、小学生・中高生ともに「災害の報道があったとき」が約68%と最多だった。同回答を除く上位回答には、小学生保護者が「塾や習い事を始めたとき」29.6%、中高生保護者が「進学などで子どもの環境が変わったとき」33.9%などが並び、子どもの行動範囲が広がるときや環境が変わるときに災害時の対応について話をしていることがわかった。
災害時、保護者が子どもに連絡を取るときはどのような連絡方法を想定しているかをたずねると、小学生保護者の最多回答は71.0%が「子どもの携帯電話にかける」だった一方、中高生保護者の最多回答は56.7%が「子どもの携帯電話にメールする」で、「子どもの携帯電話にかける」は14.0%にとどまった。中高生保護者の回答は、「LINE等のチャットアプリを利用する」が48.7%でメールの次に入っている。
なお、児童生徒らを預かる進学塾事業を展開している栄光は、災害時に備え全教室への災害用備蓄品を設置しているとしている。児童生徒に配布している「教室スケジュール」には、災害時の緊急避難場所と指定病院を記載し、災害等で休講が決まった場合は休講メールを送信するなど、塾として災害に備えているという。「防災の日」に向け、家庭や外出先での災害対策を見直したい。