岩井俊二と打ち上げ花火

8月18日(金)12時0分 ビーカイブ

岩井俊二による名作ドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、1993年の8月にフジテレビ系でオンエアされ、その年の日本映画監督協会新人賞を受賞します。テレビ作品としては異例の受賞でした。この作品が2017年夏にアニメ映画化され、話題となっています。





本人によるノベライズ


それにあわせて、岩井俊二監督本人によるノベライズが『少年たちは花火を横から見たかった』(角川文庫)として発売されました。本書では、主人公の男性が大人になった立場から、小学校時代の1日の思い出を回想するという設定になっています。ドラマでは小学生の視点で描かれていたものが、小説ではさらに引いた大人の視点として登場しているのです。内容を知っている人にとっても興味深い文章となっていることでしょう。


あとがきも読ませる


さらに巻末に寄せられた、「短い小説のための長いあとがき」では、本作がつくられた経緯について詳細が語られています。大学卒業後、休学をして漫画家を目指す過程で、本作の構想がうまれ、いくつかテレビドラマを演出する中でも、なかなか提出することがなかった小学生の夏の一日を描いた企画について、監督自身の思い入れが語られています。すでに20年以上前の作品ですので、最初にアニメ映画に出会う読者にとってもおすすめの一冊です。

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