開封された古代エジプト「黒い石棺」が謎すぎて眠れなくなるレベル! 3体の小さな遺骨、汚水、呪い… ミステリーまとめ

8月18日(土)7時30分 tocana

イメージ画像:「Wikipedia」より

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 つい先日、エジプトのアレクサンドリアでおよそ2千年前のものと推定される、花崗岩でつくられた石棺が発見された。周辺地域の土地開発を行う前の考古学調査で偶然見つかったものである。

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■古代エジプトの黒い棺が開封される

 2.7×1.5×1.8メートルと、これまでに現地で発見されたことのある石棺の中でも最も巨大なもので、モルタルで厚く厳重に封をされていた。ちょうどマケドニアのアレクサンドロス大王が周辺地域を征服した頃のものと思われ、「もしや大王本人の遺体か?」と世紀の発見に期待と注目が集まった。

 一部では古代エジプト王の墓を暴くと、その者や周囲に呪いや不幸が訪れると信じられているため、石棺を開ける作業は非常に慎重に行われたが、どうやらその推測は外れたようだ。エジプト考古省はその様子を写真で公開しているが、中には赤黒く変色し凄まじい臭いを放つ汚水と、3人の遺骨が入っていたのである。

 白骨化した遺体の分析は現在も進行中であるが、石棺の内外に身分が高い場合にあるはずの銘や高価な衣服、装飾品等が見当たらないことから、遺体は王ではなく、おそらく兵士のものではないか、とエジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジーリ氏はコメントを出している。

 また、中に入っていた遺体の本人であるのかは不明だが、石膏でできた人の頭部(顔)が石棺の近くで発見されているという。モルタルでカバーされた石棺にこじ開けられた様子がないことから、石棺が埋められてから今日までの長い間未発見であったとみられている。

■浮上する数々の疑問

 紀元前323年にアレクサンドロス大王が急逝した後には、配下の将軍たちによる後継者争いが勃発。やがてその中の1人の将軍がファラオとなり、その後数世紀にわたりその一族に連なる者がエジプトを統治していくが、ファラオは常に多数の戦争や紛争に関与していた。

 今回発見された遺体の3人の年齢鑑定はこれからだが、これらの戦いのいずれかで命を落とした可能性もあるだろう。遺体の1人に矢による損傷があることからも、戦死であることを示唆していると考えられている。

 古代エジプトでは石棺が再利用されることもあったといい、今回のケースに当てはまるかはわからないが、もともと石棺内に埋葬されていた遺体の横に並べる形で、後から新たな遺体が埋葬されたことも否定できないようだ。

 どうやらアレクサンドロス大王のものではなさそうだが、数々の謎が残されている今回の発見。そもそもこれらの3人は誰であったのか? 彼らは正確にはいつ生存していたのか? 死因はなんだったのか? なぜこれほど巨大な石棺に埋葬されたのか? 装飾品など付属物は存在するのか(汚水により分解、消滅したのか)? 汚水はどのように石棺内に入り込んだのか?

 ……等々、挙げるときりがないくらい疑問な点が出てくるのである。

 遺体は今後、アレクサンドリアの国立博物館でさらなる調査や考証が行われるとのこと。歴史の真実にどこまで迫ることができるか、続報を待ちたい。
(文=Maria Rosa.S)

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