「部活帰りに乗ったバスで、小銭が無いことが発覚。1万円札を両替できないか尋ねると...」(兵庫県・60代女性)
2024年8月19日(月)18時6分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:やっちゃんさん(兵庫県・60代女性)
高校生のやっちゃんさんはその日、部活で疲れていたという。
そんな状態でバスに乗ったはいいものの、自分が運賃を払えないことに気付いて......。
<やっちゃんさんの体験談>
もう40年以上前、高校生だった頃のことです。
クラブ活動の帰りにバスに乗ったのですが、疲れていたのか、小銭が無いことに気がついたのは降りるときでした。
前の席の人に声をかけて...
前の席に座って居られた方に1万円札を見せ、「両替出来ませんか」と尋ねると、その方は「これ使って」と100円玉を1枚差し出してくれました。
そして、「でも......」とためらう私に「大丈夫」と言って、それを手に持たせて下さったのです。
私は「ありがとうございます」と言ってバスを降りました。
あの方に再度お会いできれば100円をお返ししようと思っていましたが、卒業までにお会いすることはありませんでした。私が気気付かなかっただけかもしれませんが......。
バス代が100円だったころのことを思い出すたびに、あの方に感謝する毎日です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)
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