昆夏美&大原櫻子、“すず役”Wキャスト! ミュージカル「この世界の片隅に」24年上演

2023年8月22日(火)5時0分 シネマカフェ

ミュージカル「この世界の片隅に」©こうの史代/コアミックス・東宝

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映画&ドラマ化もされた「この世界の片隅に」が、来年5月、日生劇場を皮切りに、ミュージカルとして上演されることが決定した。

こうの史代による漫画「この世界の片隅に」。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。

今回のミュージカル化では、絵を描くことが大好きな主人公・浦野すずを、完全実写版映画『美女と野獣』のプレミアム吹き替え版でベルを演じた昆夏美と、現在ドラマ「結婚予定日」に出演中の大原櫻子がWキャストで演じる。

昆さんは「初めてこの作品に触れた時、登場人物たちが日々の生活の中でささやかな幸せを見つけながら懸命に生きていた姿が心に残りました。かつてあった日本の日常と歴史をキャスト・スタッフ一同、舞台上で丁寧に描いていければと思います」と意気込む。

台本を読んだ際「ずっと涙が止まりませんでした」とふり返った大原さんは、「今作の内容をお客様に届けるには、日本人として、大きな責任感と覚悟を持って臨まなければならない作品だと思っております。子供から大人まで、愛され、心に刻まれる作品にする為、一生懸命演じたいと思います」とコメントしている。

また、すずが嫁ぐ相手、北條周作も海宝直人と村井良大、すずと周作と三角関係となる白木リンも平野綾と桜井玲香のWキャストで上演。周作の姉で、すずにとっては義姉の黒村径子役は音月桂が務める。

海宝さんは「この物語が伝えるものを自らの肉体を通してしっかりと皆様にお届けできるよう、作品と向き合ってまいります」と気合を入れ、村井さんも「忘れてはいけない歴史。心に残る作品を創れるよう懸命に向き合いたい」と語る。

平野さんは「終戦から78年経ち、当時の生活をリアルに伝えることで、過酷な歴史のなかで生きたひとりひとりの人生の喜びや幸せ、葛藤を感じていただけたら」と話し、桜井さんは「きっとまた新たなメッセージをこの作品でお届けできるかと思います」とコメント。音月さんは「激動の時代を強く美しく生き抜いた人々の物語…全身全霊をかけてお届けしたい」とメッセージを寄せた。

脚本・演出は、「四月は君の嘘」をミュージカル化した上田一豪が務める。

なお、日生劇場で開幕後、全国ツアーを展開し、広島県呉市にて大千穐楽を迎える予定だ。

ミュージカル「この世界の片隅に」は2024年5月、日生劇場にて上演予定。
※全国ツアー公演 2024年6月〜7月札幌、松本、水戸、大阪、広島(呉)ほか

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