「作り手の顔が見えるように」 焼津の「みそまん」、店ごとのキャラでアピール

2018年8月22日(水)6時0分 Jタウンネット

ご当地の和菓子をもっと身近な存在に。そんな思いから静岡県焼津市で新たにイメージキャラクターが誕生した。


焼津市では昔から船乗りのおやつとして塩気の効いた「みそまん」が親しまれてきたという。日持ちさせるため、生地にみそやしょうゆが入るのが特徴のおまんじゅうだ。


そんな「みそまん」を中心として和菓子の勉強会などを行っているのが「焼津みそまん学会」だ。焼津市の菓子店8店舗が加盟し、毎月30日を「みそまんの日」として定め、加盟店のみそまん詰め合わせを限定販売している。


焼津みそまん学会は、より多くの人にみそまんを親しんでもらおうと今回各店のイメージキャラクターを制作した。


和菓子にもっと気軽に


Jタウンネット編集部は2018年8月17日、焼津みそまん学会で会長を務める山川剛広さんに話を聞いた。


山川さんによれば、「どんな人が作っているのか、作り手の顔が見えるようにしたい」との思いから、今回のキャラクターには加盟店それぞれのみそまんの味の特徴や店主の性格も反映されているという。たとえば、写真が好きな「吉野」の店主をイメージしたキャラクターは、カメラを手にしている。


一昨年くらいから若い人たちに和菓子をもっとPRしようとキャラクター制作の話が出始めたそうだ。山川さんはまだまだ先のことだと控えめな様子で、「ゆくゆくはトレーディングカードのように(若い世代が)親しんでくれたら」と語る。


「和菓子とか、職人というと、遠慮してしまう部分もあるかと思いますが、あなたこれに似てるわね、といったようにキャラクターを通して色んな人に気軽に声をかけてもらえるような職人になりたいですね」

と抱負を語ってくれた。山川さんに焼津のみそまんについて話を聞くと、


「焼津のみそまんはおしょうゆが効いていて、ほどよいしょっぱさ味わってもらえます」

と、焼津ならではのみそまんの魅力を語ってくれた。


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