何故こんな場所で? プロ野球試合会場で販売されていた「カブトムシ」の謎に迫る

2023年8月22日(火)8時0分 Jタウンネット

2023年8月5日に行われたオリックス・バファローズ対阪神タイガース戦(2軍)の会場・ほっともっとフィールド神戸(神戸市須磨区)で、奇妙なものが販売されていたらしい。

同日、X(ツイッター)ユーザーのとも(@tomoBsL2125)さんがポストした写真が、こちらだ。

木箱の中に何やら黒い物体が大量に入っている。そして、箱の下にはこんな張り紙がついている。

「カブト虫
オス1匹¥300
メス1匹¥200」

なんと、カブトムシが売られていたのだ!

プロ野球の試合会場で、カブトムシ販売。謎すぎる状況に、投稿を見たユーザーからはこんな声が寄せられている。

「グリーンスタジアムまじでなんでも売ってて面白い」
「どうやって持って帰るんやw まさか球場に虫カゴなんて持ってかないだろうし」
「かわいい、一緒に観戦したい」

なぜこんなことが行われていたのか。18日、Jタウンネット記者は試合のスポンサーを務めた丸山工務店(神戸市垂水区)に話を聞いた。

昨年の失敗を経て

同社代表取締役・丸山生朗さんによると、ほっともっとフィールド神戸でカブトムシが販売されていたのは、丸山工務店がスポンサーを務めた8月5日と6日の2試合。

丸山さんは、兵庫県南あわじ市を拠点に玉ねぎを生産するM&Iメンテサービスという会社も経営しており、試合会場で同社の農産物を販売。また、「淡路島はカブトムシがよく採れる」そうで、社員が淡路島で採集して飼育したものも一緒に並べたという。

カブトムシを販売するのは、8月5日と6日の試合が初めて。しかし、計画自体はすでに22年からあったという。

「22年にスポンサーをやったほっともっとフィールド神戸の試合でも、カブトムシを売ろうとしていたのですが、飼育に失敗してしまったんです。社員たちが『もう1回やろう!』と改めて飼育をして今年の試合でようやく販売ができました」(丸山さん)

今回は30匹のカブトムシを出品し、20匹が売れるという上々の結果に。

「つがいで500円と良心的な価格で売りました。観戦に来た子供が親にせがんで買ってもらっていましたよ」(丸山さん)

来シーズンも1軍と2軍を問わず、夏にほっともっとフィールド神戸でオリックス・バファローズの試合があれば、カブトムシを販売する予定とのこと。

Jタウンネット

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