【検証】ハウスの新作カレールー「クロスブレンドカレー」はウマいのか？ 「バーモント」「こくまろ」「ジャワ」と食べ比べてみた

食楽web

●『ハウス食品』から大型ルウカレーブランド「X−BLEND CURRY（クロスブレンドカレー）」が新発売。約10年ぶりの新商品で、「バーモントカレー」や「こくまろ」、「ジャワカレー」との違いを食べ比べてみました。

『ハウス食品』から新作カレールウ「X−BLEND CURRY（クロスブレンドカレー）＜甘口・中辛＞」が発売されました。同社から新しいカレールウブランドが出るのは、なんと約10年ぶり！

　特に「バーモントカレー」を経て、おうちカレーをアップグレードしたい家庭におすすめしたとのこと。ということで、『ハウス食品』から発売中の4ブランドのルウを食べ比べ、どのような違いがあるか調査しました。

カレーにスパイスの香りと旨みを融合。スパイスへのこだわりは専門店並み！

参考小売価格258円（税別）　［食楽web］

「X−BLEND CURRY（クロスブレンドカレー）＜甘口・中辛＞」では、カレーにスパイスの香りと旨味を融合させた新しいタイプのカレールウ。内食需要と昨今のスパイスブームもあり、おうちカレーにもスパイス感を求める傾向から誕生したそうです。

　一口目から、しっかりスパイスの華やかさが広がり、おうちカレーらしい甘みのあるカレーとのバランスが絶妙。数十種類ものスパイスを配合し、産地や加工度の違いも含めると、『ハウス食品』のルウ製品の中で最も多いスパイス数を使用しているそうです。

　4種類のカレーの中で最もスパイスの香りと華やかさを感じられます。辛さも爽やかで、スパイスへの並々ならぬこだわりを感じられます。他のルウと比べるまでもなく、全く新しいタイプのテイストなので正直なところ好き嫌いが分かれそうな味ではありますが、後味のすっきり感がスパイスカレーらしく、暑くて食欲のない日にも食が進みそうです。

　せっかく用意したので、「バーモントカレー」「こくまろカレー」「ジャワカレー」も食べてみました。1963年生まれの「バーモントカレー」は、日本人が一度は食べたことがあるであろうおうちカレーの元祖の味ですよね。

　トロっとしたルウの甘み、カレーの香りが胃を刺激します。カレーは激辛派ですが、「バーモントカレー」に限っては絶対甘口派。ほっこりする美味しさは代えがたいものがあります。

　十数年ぶりに食べて、こんなにおいしかった？！ と驚いたのが、「こくまろカレー」。その名の通り、コクがしっかりとあって、口当たりはまろやか。バーモントと比べると、あっさりタイプではありますが、一段深みのあるテイストが絶妙でした。

　4種類の中で個人的No.1は、「ジャワカレー」。辛さ指数は4種類の中で一番高いのですが、初手でスパイシーさと香りがガツンときます。もはや専門店の味では？ と思えるほど。おうちカレー欲を十分に満たしてくれました。

　改めて『ハウス食品』のルウ製品のレベルが上がっているなぁと感じました。おうちカレーは、それぞれの家庭で思い入れがあるものなので、違うルウを試すのは勇気がいりますが、新商品だけでなく、現行品もお試しあれ。

　余談ですが、余った「バーモント」と「こくまろカレー」のルウを半々で作ったカレーが美味でした。（渋い食堂で出てきそうな味！）

（撮影・文◎亀井亜衣子）

●DATA

ハウス食品「X−BLEND CURRY（クロスブレンドカレー）＜甘口・中辛＞」

参考小売価格：258円（税別）