【助産師解説】チョコレートのカフェイン含有量!妊娠中は食べてもOK?

8月24日(土)16時54分 マイナビウーマン子育て

チョコレートのカフェインと妊娠中の食べ方について、助産師が解説します。チョコレートにはどれぐらいのカフェインが含まれるのか、妊婦は食べても問題ないのかなど、気になる妊娠中のチョコレート問題についてお答えします。

この記事を解説してくれた先生 坂田 陽子先生 看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は出張専門の助産院”My Midwife”を開業している。

HP:http://ameblo.jp/mymidwife-yoko/

妊娠中にチョコレートは大丈夫?カフェインの影響は?

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チョコレートにはカフェインが含まれるので、妊娠中だけど食べてもいいの?と気になる妊婦さんも少なくないと思います。チョコレートには具体的にどれぐらいのカフェインが含まれるのか、妊娠中は食べても問題ないのか、助産師が詳しくお伝えします。

チョコレートにはどれぐらいのカフェインが含まれる?

チョコレートのカフェインは原料となるカカオマスに含まれるので、カフェインの含有量は「カカオマスをどれぐらい使用したか」によって変わってきます。

作り方や商品ごとに異なってくるので一概に言うことはできませんが、ミルクチョコレートの場合は板チョコ1枚(50g)あたり、コーヒー1杯(コーヒーカップ1杯150ml、カフェイン含有量90mg)の1/6程度のカフェインが含まれます[*1]。

カカオマスの分量が多いチョコレートには、その分カフェインも多く含まれますし、逆にカカオマスを使わないホワイトチョコレートには、ほとんど含まれません。

母体や赤ちゃんへの影響は?

妊娠中は血液からカフェインが消失するまでの時間が通常より遅くなるため、人体への影響が大きくなりやすく、赤ちゃんへの影響も懸念されています[*2]。

実際に、妊娠中のカフェインの過剰摂取は、胎児の発育の阻害や出生児の低体重、早産・死産との関連性が研究により示唆されています。このようなことから、海外の各機関では妊娠中のカフェイン摂取量の一日当たりの上限を200〜300mgにするよう勧めています。つまり、妊娠中のカフェイン摂取は厳禁ではありませんが、摂取量と頻度には注意が必要となります。

これを踏まえると、カフェインの影響という意味だけで見れば、チョコレートは含有量からして特に妊娠中だからと神経質になる必要はないと言えるでしょう。カフェインを含む他の飲食物に比べても少ない方なので、適量であれば母体や赤ちゃんへのカフェイン摂取の影響を気にすることはありません。

ただ、チョコレートにはカフェインだけでなく、糖質や脂質も多く含まれますので、食べすぎないようにしましょう。

適量の目安は?妊娠中のチョコレートの食べ方

妊娠中はカフェインだけでなく、糖質やビタミンAなど過剰摂取に注意したい栄養素があります。

チョコレートに関して言えば、商品によっては糖質が多く含まれるので、食べる量には十分注意したいですね。妊娠中の糖質の過剰摂取は、過剰な体重増加につながる可能性があるので、日ごろから摂取量には気をつけておきましょう。

チョコレートの1日の適量目安と、食べすぎないためのポイントについてお伝えします。

妊娠中のチョコレートは1日にどれぐらいが目安?

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農林水産省では、嗜好品は1日200kcalまでにとどめることを勧めています[*3]。。

ミルクチョコレート(板チョコ1枚50g)はエネルギー280kcal、糖質25.9gほどなので[*4]、板チョコで半分〜2/3ぐらいにしておきましょう。

ただし、他にも甘いものを食べる場合は、チョコレートの量もそれに合わせて少なく調整する必要があります。

適量であればおやつに適したチョコレート

チョコレートには、ポリフェノールや食物繊維、ビタミン・ミネラル類、テオブロミンなどのさまざまな栄養素も含まれるので、適量であれば体にいい効果が期待できるお菓子でもあります。

前述のようにカフェインの影響はほとんど気にすることはありません。ただし、食べる量は気をつけて、糖質の摂りすぎに気をつけましょう。チョコレートが好きな人は、妊娠中でも少量をおやつとして楽しむ分には問題ないでしょう。

チョコレートを食べすぎないためのポイント

とはいえ、好きであればなおさら「うっかり食べすぎてしまった!」なんてこともあるかもしれませんよね。そのようなことを避けるためにも、妊娠中は特に食べすぎないためのポイントを押さえておくことをおすすめします。

食べすぎを防ぐためには、まず1日に食べる量をきちんと決めておきましょう。食べる量で小分けにしておくと、なおいいですね。

また、妊娠中に限らず、食事やおやつの時間・回数はある程度決めておき、1日を通してだらだら食べることがないよう気をつけることも大切です。「ついつい食べすぎた!」ということを避けるためにも、必要以上の買い置きはしないようにするのもポイント。そうすることで、惰性で毎日食べることもなくなりますよ。食べたいと思ったときに少量を購入し、さらにそこから1日分を分けて食べるようにしたいですね。

まとめ

チョコレートにもカフェインは含まれますが、他のカフェイン含有の飲食物に比べて少量なので、妊娠中だからといってあまり気にすることはありません。チョコレートに関してはカフェインよりも、どちらかと言えばカロリーや糖質の方をより気にしたいですね。おやつ、間食などの嗜好品は1日200kcal以内を目安に、食べすぎには十分注意しましょう。1日に食べる量を小分けにしておく、おやつの時間を決める、必要以上の買い置きはしないなど、食べすぎを避ける工夫で美味しく健康にチョコレートをとり入れてください。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:坂田陽子先生)

※画像はイメージです

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