茨城県、医学部進学者向け「実質金利ゼロ」教育ローン創設

2018年8月24日(金)11時15分 リセマム

茨城県「医学部進学者向け教育ローン利子補給事業」

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茨城県は2018年8月23日、県内の医師不足解消に向け、より多くの県内高校生の医学部進学を支援するため、県内金融機関と提携して「実質金利ゼロ」の教育ローンを創設すると発表した。借入限度額は3,000万円。2018年9月より募集を開始する。

 茨城県は、2018年2月23日に「医師不足緊急対策行動宣言」を発表し、医師不足の抜本的解決に向けた5つの政策を掲げた。7月17日には、日立第一高校と水戸第一高校、土浦第一高校、並木中等教育学校、古河中等教育学校の県立学校5校に医学コースを設置すると発表した。

 今回、「医師不足緊急対策行動宣言」政策パッケージの取組みのひとつとして、医学部進学者向け教育ローンを創設する。茨城県が借入資金の支払利息について補給金を交付する。

 対象者は、「県内高等学校等を卒業後、2019年度以降に医学部へ進学する者またはその保護者等で、県内に1年以上在住している者」「県と協定を締結した金融機関から、医学部進学のための教育資金の融資を受けている者」の両方を満たす者。ただし、卒業後10年以内に県内医療機関に2年間以上勤務しなかった場合は、利子補給金を返還する。

 対象人数は年間50名程度、借入限度額は3,000万円、利子補給率は支払利子の100%(保証料等含む)、利子補給期間は正規の修学期間以内(最大6年間)。協定締結金融機関は、2018年8月現在、常陽銀行と筑波銀行、茨城県信用組合、水戸信用金庫、結城信用金庫。

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