文科省「スーパーグローバルハイスクール」事業検証、中間まとめ

2018年8月24日(金)20時15分 リセマム

検証の背景 行政事業レビュー

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文部科学省は平成30年8月24日、Webサイトにスーパーグローバルハイスクール(SGH)事業検証に関する中間まとめ資料を掲載した。7月25日に文部科学省初等中等教育局国際教育課が作成したもの。取組みの成果と今後の課題をまとめている。

 スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業は、平成26年度に開始された取組み。急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的要素を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを育成するため、国際化を進める国内の大学のほか、企業、国際機関など連携して、さまざまな国際舞台で活躍できる人材の育成に取り組む高等学校を「スーパーグローバルハイスクール」として指定している。SGH指定校は、質の高いカリキュラムの研究開発や実践を行う。

 成果を見ると、「SGH受講生の卒業時のCEFR B1〜B2レベル」のうち「英検2級〜準1級程度」はSGH開始時から13ポイント向上し、非受講生との差異は11ポイントから24ポイントへと2倍以上に拡大している。将来的に留学や国際的なキャリアを目指す生徒の比率も、SGH受講生は6割に達し、平成29年度の調査では非受講生が36%にあるのに対し、SGH受講生は60%だったという。

 一方で、行政改革推進会議「秋のレビュー」では事業目的と事業内容についてや事業費に関する指摘も受けている。文部科学省の資料では、指定の在り方やカリキュラム開発、管理機関の役割などについて、現在と今後を比較できる表にまとめて掲載している。

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