マーケターに人気の転職先1位「事業会社」 「企業の期待する役割と職種のズレが生じる」という課題も

2019年8月27日(火)7時0分 キャリコネニュース

翔泳社の運営するマーケター向け専門メディア「MarkeZine」は8月26日、「マーケターの転職に関する実態調査」の結果を発表した。調査は、7月中にインターネット上で実施。「MarkeZine」読者254人から回答を得た。

これまでの転職回数は「2回」が最も多く22%。2位は「1回」で21.7%、3位は「0回(転職経験なし)」は19%だった。3回以上転職したことのある人は37%だった。

最も多い転職理由は「仕事の領域を広げたかった」

次に転職するとしたら、どの業種に転職したいかを聞いた。圧倒的な支持で1位になったのは「事業会社」(68%)で、2位の「起業」に59ポイントの差をつけた。

転職経験のある207人に、直近の転職における年収の変化を聞いた。最も多かったのは「上がった」で60%、「大きな変化なし」が23%、「下がった」が16%となった。年代別に見ても、20代、30代、40代では「上がった」と答える人が半数を超えている。が50%を割ったのは「50代以上」だけだった。

直近の転職理由は、「仕事の領域を広げたかった」が1位となった。2位は「報酬を上げたかった」、3位は「会社の将来に対する不安があった」という結果になっている。

全員を対象に「マーケターの転職に関する課題」を聞いたところ、「マーケターという職種の定義の曖昧さ」を挙げる声が多かった。具体的には

「マーケティングの捉え方(戦略から実行まで)が各々違いすぎて事業会社のマーケティングとうまくフィットするのは一種の賭けみたいな形となっている」
「マーケターは幅広すぎるので、どのような部分が求められるのかが、募集職種が難しいと思う」
「『マーケター』と名のつく職種が増えすぎたことにより職種と企業の期待役割のズレが発生している」

といったことが挙げられた。他には、スキル評価についての意見や年代の壁、東京に募集が集中しているといった声があった。


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