違法薬物の影に隠れて増殖中? 中毒性のある市販薬にハマる「隠れジャンキー」たち

8月29日(土)9時30分 tocana

イメージ画像:Thinkstockより

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 覚醒剤にハマッたASKA(57)や酒井法子(44)、「エクスタシー」の別名を持つ合成麻薬、MDMAを使用して事件を引き起こした押尾学(37)。芸能人の薬物汚染にまつわる事件が後を絶たない。

 つい先日にも、警視庁組織犯罪対策5課による薬物密売ルートの壊滅作戦が話題を呼んだ。

「警察が狙い撃ちしたのは、『新宿の薬局』の異名を取った指定暴力団住吉会系大昇会の東京都新宿区・歌舞伎町にある事務所だ。2013年10月から組幹部などを集中的に取り締まり、最終的に客も含めた計72人を摘発した」(警視庁関係者)

 報道などによれば、この"頂上作戦"で、当局は覚醒剤約1.4kg(末端価格1億円相当)、大麻約20g(同10万円)、MDMA(同44万円)を押収したとされる。

 主要な密売拠点を潰された同組は「シノギの大半を奪われ、組織存亡の危機に瀕している」(同)という。

 ただ、こうしたある意味、メジャーな違法薬物の乱用者の影に隠れて増えているのが、中毒性のある市販薬にはまる"隠れジャンキー"の存在である。

「不安や緊張を和らげるために用いられる鎮静薬。パニック障害などの精神疾患に効果がありますが、依存性があり、長く服用すると中毒に陥る危険があります。治療用に処方されるベンゾジアゼピン系の薬は過剰摂取すると、幻覚を見るなどの副作用が出る。市販されている鎮痛剤にも乱用の危険が潜んでいるものがあり、服用者の中には、知らず知らずのうちに薬に依存してしまうケースが少なくありません」(薬物事情に詳しいジャーナリスト)

 先ごろ、警視庁が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕したトヨタ自動車で常務役員を務めた米国人女性もこうした"隠れジャンキー"だった疑いがある。

 彼女は、米国では治療用として処方されている「オキシコドン」と呼ばれる鎮痛薬を当局に無断で輸入しようとして摘発された。この薬は主にがん患者の治療用に用いられており、モルヒネの1.8倍の効果があるとされる。その一方で、乱用すると独特の陶酔効果が得られることから、一部好事家の間では「ヘロインの代用品」としても知られていたのだという。

「薬への抵抗感が薄い米国のパワーエリートたちの中には、こうした"合法ドラッグ"を常用する者が少なくない」(先のジャーナリスト)とも。そんななか、日本でも意外なシロモノが好き者たちの支持を集めているのだという。

「とある定番商品です。厳密に言うと薬ではなく『医薬部外品』にあたりますが、これを用いると、強力な陶酔効果が得られるというのです。激務で知られるコンサルタント業界は、精神安定剤や睡眠剤の"隠れジャンキー"が多いことで知られていますが、彼らの間で密かに流行っているという話です」(同)

 あなたのオフィスにも想定外のブツでぶっ飛んでいる"隠れジャンキー"がいるかもしれない。


※イメージ画像:Thinkstockより

tocana

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