「ウコンの力」新キャッチコピーが意味不明 ハウス食品に真意を取材→よく分からなかった
2019年8月30日(金)20時0分 Jタウンネット
飲み会の時の強い味方「ウコンの力」。30歳を目前にした筆者にとっても、次の日にダメージを残さないための必須アイテムと化している。
そんなウコンの力が新たなキャッチコピーを発表したのだが、その文言がネット上で注目を集めている。
新キャッチコピーは「いい感じの力のやつ」。本気で言っているのか疑いたくなってしまうが、マジな話だ。
決定に伴い、2019年8月26日から30日にかけて東京の品川駅中央改札内では、上の写真のような巨大モニュメントが出現。横にぽつんと置かれた看板には「ご報告」と題した張り紙が張り出され、
「過去、『スパイス研究のハウスから』『ビサクロン400μgはハウスだけ』といったコピーを使ってきた弊社ですが、『もう少しいい感じの言葉にできないか』と議論を重ねた結果、最終的には全会一致で今回の結論に至りました」
と説明している。
「なにを言っているのかよくわからない」
いったい、どこまで本気だというのだろう——。気になったJタウンネット編集部は新キャッチコピーの制作に携わったハウス食品グループ本社広報・IR部の担当者に話を聞いた。
担当者によれば、これまでは「スパイス研究のハウスから」のように商品の特徴を伝えようとするあまり、カタい雰囲気になってしまっていたのだという。もっと親しみを感じてもらえる新しいコピーを考えようと議論が始まったのだそうだ。
新コピーの決め手について担当者は、
「『いい感じの力のやつ』が最初に案としてあがったときには『なにを言っているのかよくわからない』という声もあったのですが、他の案も出しながら議論を続けるうちに『もっといい感じに......。あっ、いい感じって言っちゃった!』ということが何度もあり、じゃあもう『いい感じの力のやつ』でいいのでは?という結論に至りました」
と説明。なんだか微笑ましいやり取りのようにも思える。
「ウコンの力が皆様からいい感じにかわいがってもらえるやつになったらいいな、と思っています。気兼ねなく盛り上がれる仲間達で集まったときや、学生時代の友人と久しぶりに会ったときなんかにも、一緒にいられるような存在になれたら素敵です」(担当者)
今後は「いい感じの力のやつ」をテーマに、イベントやウェブ上などで「いい感じのプロモーションをしていく」とした担当者。今回ネット上で話題になったことを受けて担当者は、
「正直、ここまで話題にしてもらえるとは想像していませんでした。ウコンの力を通じ、今後も皆様に楽しい気持ちになってもらえればと思います。いい感じの集まりで、いい感じのタイミングで、いい感じに飲んでもらえれば、きっといい感じの力になれるはずです。力こそパワー!!」
といい感じの感想を述べた。