【自由研究】前輪駆動で走る!ゴム動力車をつくろう

2019年8月30日(金)16時30分 リセマム

【自由研究】前輪駆動で走る!ゴム動力車をつくろう

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小学生の夏休みの自由研究でおなじみの工作。実際に動くものを作ることから、教科書で学ぶことをより深く理解できることもあるだろう。

 身近な「ゴム」を使って前輪駆動で走る「ゴム動力車」の作り方を「子供の科学 2019年7月号」より紹介する。

おもしろ工作開発現場
コドモノカガク製作所

 ゴムの力で進む車をつくってみよう。回転するのは前輪だけだ。まっすぐ走るためには全体のバランスがとれていることが大事だが、少々曲がるのもまたおもしろい。タイヤの接地のしかたによって、片方にかたよった抵抗があると、抵抗が少ない方に曲がっていく。今回は、まっすぐ進むようにサポートするスタビライザーもつけたぞ。

 車が進むためには、タイヤが摩擦を生んで、空回りしないことが大切だ。そのためには、充分な重さでタイヤを地面に押さえつける必要がある。後で紹介するように、10円玉などのおもりをつけて、走る場所ごとにチューニングしよう。

 動力となる輪ゴムは、交換や調整をしやすいように、タコ糸で車軸に結びつける設計にしているぞ。長い距離を走らせたければ、胴体を長くしてゴムの本数を追加してみよう。

車輪が空回りして前に進まないときの工夫
・車輪を回す力が強すぎるので、ゴムを巻きすぎないようにゆるめる。
・本体を重くして摩擦を増やすために、車の前方に10円玉を1、2枚載せる。
・駆動輪(パーツF)を5cm角くらいにすると空回りしにくくなる。しかし、回る力が弱くなって、進まなくなることもあるので、いろいろなバランスを試そう。


 本体の中に取り付けたゴムが引っ張られ、元の形に戻ろうとする力を利用して進むしくみ。写真のように前輪を15回ぐらい巻こう。巻きすぎるとゴムが切れてしまうこともあるので、交換用のゴムを用意しておこう。

◆材料・用意するもの
・工作用紙:30cm×40cm、1枚
・竹ひご:直径3mm、15cm分
・輪ゴム:サイズ#16、3本
・タコ糸:適量
・はさみ
・きり(千枚通し)
・工作用ボンド
・セロハンテープ

つくり方

 型紙を用意する(「子供の科学 2019年7月号」付属のものを200%に拡大コピーして使用)
 ※寸法の単位はmm









遊び方


 タイヤが空回りする場合は、10円玉などのおもりを前方につけ、走らせる場所に合わせてチューニングしよう。

 うまく調整すると、段差も乗り越えて豪快に走るぞ!他にも、立てた鉛筆に向けて走らせて、ボーリングのように倒して遊ぶのもおもしろいぞ。 

 ※型紙は「子供の科学 2019年7月号」に付属のものを200%に拡大コピーして利用できます。また、「子供の科学 2019年8月号」では、万華鏡の作り方を掲載しているので、お子さまの好みに合わせて楽しく工作に挑戦してみてください。

制作:剣崎 純

<協力:誠文堂新光社>

リセマム

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