指先ほどの小さなアクアリウム いつまでも見ていたい美しさ

8月31日(土)7時0分 おたくま経済新聞


 熱帯魚が泳ぐ、カプセルトイ自販機の形をした水槽。実はこれ、指先ほどの大きさのミニチュアなんです。Twitterで反響を呼んでいる、このミニチュアの作者にお話を伺いました。

 小さなアクアリウムの中で気持ちよさそうに泳ぐ2匹の熱帯魚。ヒレの透明感や、水草に気泡がくっついている様子も、まるで本物そのもの。この生命のみずみずしさを感じさせる作品を制作したのは、育児の合間をぬって趣味を活かしながらミニチュア作品を作っているというsawaminさんです。



 生き物の中でも特に水棲生物が好きだというsawaminさん。このようなミニチュア作品を作り始めたのは、2年前に娘さんが生まれたことがきっかけになったといいます。自宅で育児をしながら、自分の趣味を活かした仕事ができないかと考え、家事と育児の合間を縫って作品作りを行っているとか。

 作品の大きさは、ほとんどが2cm以内。その限られた大きさの中で、細かいディディールを作り込んでいくのは大変そうです。作品作りでは、モチーフになる生き物を水族館に行って観察したり、動画や写真を撮影して何度もチェックを重ね、可能な限り実物をリアルに再現できるように心がけているとか。

 涼やかな水の表現には透明レジンを使っているそうで、2液混合タイプのエポキシレジンと紫外線で固めるUVレジンとを作品によって使い分けているとか。制作開始から完成まで、平均して2〜3日かかるといいます。UVレジンは紫外線を発するUVライトを当てると数分で固まるので、制作時間の短縮につながりますが、紫外線が届かない部分は固まらないため、透明部分が分厚くなる作品には不向きと言えそうです。



 透明レジンは固まる時に小さな気泡ができてしまうことがありますが、sawaminさんの作品では、その泡を活用して「水っぽさ」の表現につなげているのも魅力的ですね。投稿後の反響を伺うと、作品を購入された方や、ツイッターを見た多くのフォロワーの方からも好評だといいます。

 これまで様々なミニチュア作品を生み出し、Twitterで発表してきたsawaminさん。まだ公表はしていないそうですが、展覧会に出展するお誘いもいくつかあるとのこと。「いずれ子供が手のかからない年頃になったら、もっとたくさんの作品を作りたいと思っています」と語るsawaminさん。今後開かれる展示会が楽しみですね。



<記事化協力>

sawamin(@okaka0322)

(黒田芽以)

おたくま経済新聞

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