観光客に「北海道のデカさ」突きつける 新千歳空港駅のフォトスポットが親切だと話題

2019年9月2日(月)6時0分 Jタウンネット

時々、ネット上で話題にあがる北海道の大きさ。


国土地理院が発表した都道府県別の面積ランキングでもダントツの1位(8万3423.83㎢)を誇り、2位岩手(1万5275.01㎢)の5倍以上。しかし、あまりその大きさを把握していない人が多いという。


これを受けてなのか、JR新千歳空港駅にはそのスケール感が味わえるフォトスポットが設置されている。


それがこちらだ。


「東京から名古屋が短く見える」


新千歳空港駅に北海道のスケールわかってない旅行客向けの現実を教えてくれるパネルが設置されてるから親切設計だと思う。 pic.twitter.com/JqJOQMl3nR
- しゅど(@0622shud) 2019年8月28日

こちらはツイッターユーザーのしゅど(@0622shud)さんが投稿したもの。本州に北海道を重ねたものだが、そのスケール感は思った以上だ。


北海道の玄関口である新千歳空港の駅にこのフォトスポット——道内のあちこちを回ろうとする無謀な観光客を容赦なく失望させようとしているのか。


北海道最南端の岬である白神岬が奈良あたり、そして知床岬は福島北部あたりにある。北方領土の択捉島に至っては太平洋沖に出てしまっている。


これらが同じ道内にあるとは、こうして見ると信じ難い。


投稿のリプライ(返信)欄には、


北海道勢だから東京から名古屋が短く見える
- じょか (@Shiinaaa41) 2019年8月29日

これみて旅程(移動距離)が無謀すぎることに気づく人も多いと思う。一泊二日で函館行って小樽行って札幌行って旭川行くとか。
- TravelTa2O (@travel_ta2o) 2019年8月29日

こういうのいいですね!
北海道人からすると、本州の狭さを再確認することに
- erika fujiwara (@erichibimomo) 2019年8月29日

といった反応が寄せられている。


確かに新幹線に乗っているとそれなりに長かく感じる東京−名古屋間だが、これを見てしまうと通勤圏内に見えてくる。


なぜ本州と比較?JR北海道に聞いた


JR北海道広報部は8月30日、このフォトスポットは18年12月に設置したとJタウンネットの取材に説明。その経緯についても聞くと、同年にリニューアル工事を実施したのがきっかけだったようだ。


「北海道旅行者への旅の記念として、北海道内のマップや各地の最低気温等を表示した記念撮影スポットとして設置しました」
「マップについては本州との比較により、北海道の広さを改めて知っていただけるようなデザインとしました」



広さが実感できる場所はあまり聞いたことがないので、ありがたいスポットだ。


設置から8か月経っているので、その評判についても聞いた。


「道外からの観光客や出張で来道したビジネスマン風のお客様が、スマートフォンなどで撮影している様子をお見かけしますので、好評いただいていると認識しています」



また、担当者は、


「記念撮影をしていただいたお客様には、一度のご旅行では全道各地を巡ることは難しく北海道の魅力の全てを満喫いただけないことを知っていただけたと存じますので、何度でも北海道へお越しいただき、新千歳空港駅から道内各地へご旅行いただければ幸いです」



とコメント。1度に各地を訪れようと無謀な計画を立てる旅行者を諦めさせ、複数にわたる来訪を促すとはやり手だ。


シンプルながらパンチの強いフォトスポット。インスタよりもツイッター映えしそうであるが、訪れた方は立ち寄ってみてはいかがだろう。

Jタウンネット

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