たった10分動物と触れ合うだけで、ストレスが大幅に軽減される(アメリカ研究)

9月2日(月)9時30分 カラパイア

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Seaq68/pixabay

 昨今、世間でその効果が高く評価されているアニマルセラピー。動物と触れ合うことで、精神が癒されストレス解消にも繋がるということで、最近では牛をハグするセラピーも人気となっている。(関連記事

 近年、かつてないほどストレスに晒されているというアメリカの学生にも、この動物との触れ合いプログラムが学校主導で実施されているという。しかし、このプログラムが実際に効果的だという科学的証拠は、これまでほとんど挙げられていなかった。

 そこで今回、ワシントン州立大学の研究者らが、動物との触れ合いが学生のストレス軽減に客観的に役立つのかどうかという実験を、唾液サンプルを採取して行った。

 その結果、わずか10分ほど動物を撫でるだけで、生徒の身体的ストレスレベルに大きな影響を与える可能性があることを突き止めたのである。
・唾液サンプルから客観的な触れ合いへの影響を研究

 ワシントン州立大学で人間発達学を教えるパトリシア・ベンドリー教授とジェイミー・ヴァンダグリフ教授は、動物訪問プログラムに参加した学生たちが、動物と触れ合うことで身体的ストレスレベルにどのような影響を受けるのかを実験した。

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Bluesnap/pixabay

 まず、対象となった249人の学生たちを、下記のように10分間4つのグループに分けた。
 
グループ1. 保護施設にいる犬猫のもとを実際に訪れ、10分間触れ合った。

グループ2. グループ1の学生らの姿を傍で10分間観察していたが、動物たちには触れなかった。

グループ3. 動物たちには会わず、写真のスライドショーを10分間見せられた。

グループ4. 動物に会うこともなく、写真も見せられず、「もうすぐ動物と会えますよ」とだけ言われて10分間待たされた。

 実験の方法として、これらの学生たちからは唾液サンプルを採取した。

 唾液に含まれるコルチゾールは、体の主要ホルモンであり、学生たちは目覚めた時と10分間の実験の15分後、そして実験の25分後とそれぞれ3つのサンプルを提出し、研究チームはその数値を測定した。

 すると、動物たちと触れ合ったグループ1のコルチゾール値が、他のどのグループよりも著しく低いことがわかったのである。

 このコルチゾールの減少は、朝起きた時の唾液や、起きている時間、概日リズムの違いに関係なく確認されたとのことだ。

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Pexels/pixabay

・10分間の動物との触れ合いがストレスレベルを軽減

 今回は、1つの大学からの比較的小さなサンプルサイズの研究だったため、全ての学生が動物を撫でることで、ストレスや不安を軽減させることに繋がると示唆するにはまだ十分ではなく、更に研究を続けていくと研究チームは述べている。

 しかしこの結果は、一般的な動物支援療法に関する研究で、これまでに実証されている利点を補うには十分なものだったようだ。

学生らが動物との交流を楽しみ、よりポジティブな感情を味わっていることは既に知っていました。

今回の実験では、動物との触れ合いが客観的方法で学生のストレス軽減に役立つことがわかりました。このことは、大学が動物介入プログラムに最適な相互作用と動物との触れ合いの時間を決定付けるのに役立ちます。(ベンドリー教授)


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8777334 /pixabay

 ちなみに、2017年に行われた別の研究では、15分間ペットと触れ合うことにより、学生の心理的ストレスと血圧がほぼ即座に低下したという結果が得られている。

 いずれの研究結果も、ペットを撫でることは動物と結びつく最も強力な方法の1つであり、私たち人間にとっても健康と幸福の両方に有益であることを示している。

 なお、今回のワシントン州立大学の研究は情報サイト『AERA Open』(6月12日付)に発表された。

 もちろん動物嫌いな人はこの研究の適応範囲外だと思うし、動物好きでもアレルギーのある人はその症状がストレスとなってしまうこともあるので、ターゲットをぬくもりのある自分な好きなものに変えて触れ合ってみればいいんじゃないかと思うんだ。合法の範囲内で。

References:science alertなど / written by Scarlet / edited by parumo

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