エヴァの舞台に「NERV風トイレ」が出現 驚愕のクオリティにファン熱視線...「個室に入ったら射出されそう」

2020年9月3日(木)11時0分 Jタウンネット

日本有数の観光地・箱根に、大人心くすぐる「公衆トイレ」が存在するとツイッターで話題になっている。

そのトイレがこちらだ。

壁面には見覚えのある「NERV」のマーク。そう、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する架空の組織「特務機関NERV(ネルフ)」をイメージした公衆トイレだ。ライトアップされたその姿はやたらかっこよく、頼もしい。安心して用を足せそうだ。

トイレがある場所は箱根町の金時公園。ツイッターユーザーの沖田隼人(@okita_hayato)さんが2020年8月27日にこの写真を投稿したところ、9月1日夕時点で4万件以上のいいねが付くほど話題になっている。

このトイレに対し、ほかのユーザーからは、

「凝ってますねぇ...壁から道路に至るまで1制作者のこだわりを感じます()」
「個室に入ったらそのまま射出されそう」
「トイレに入ったら地下に連れて行かれそうです」
「これで音姫がエヴァのBGMだったら笑いますよね」

といった声が寄せられている。

劇中で、NERVは架空の都市「第3新東京市」の地下に本部を持ち、人型の兵器「人造人間エヴァンゲリオン」を保有。機体を射出する描写が劇中にあることなどを踏まえ、投稿には作品に沿ったコメントが寄せられている。

コンセプトは「仙石原前哨基地」

箱根町は「第3新東京市」としてエヴァンゲリオンの主な舞台となった町。作品とのコラボは、公用車のラッピングや原動機付自転車のイラスト入りナンバープレートなど、2009年から複数回にわたって行われてきた。

箱根町が運営するサイトで、町とエヴァンゲリオンとのコラボによるまちづくりの情報を発信する「第3新東京市情報局」によると、話題になった金時公園のトイレは20年2月27日から供用を開始。従来のトイレを老朽化などの理由から建て替え、エヴァンゲリオンとコラボしたデザインにしたという。

トイレのコンセプトはNERVが秘密裏に建設した「仙石原前哨基地」(劇中には登場しない)。フォントやマーク、カラーリング等で「エヴァンゲリオン」の世界観を表現している。

Jタウンネットは8月28日、 金時公園を管理している箱根町環境整備部都市整備課の担当者に詳しい話を聞いた。

金時公園および公衆トイレは金時山の登山道の入口に位置。担当者によれば金時山には年間およそ10万人の登山客がおり、その6割が金時公園側から上っている。トイレの利用者も登山客が多く、人の目に触れる機会は多いようだ。

トイレは3種あり、男子トイレは初号機(紫)、女子トイレは2号機(赤)、みんなのトイレ(多目的トイレ)は零号機を、それぞれイメージしたカラーリング。外観はもちろん、内装もエヴァンゲリオンの世界観が感じられるデザインとなっており、自然とテンションが上がる。用を足すどころではなくなってしまいそうだ。

エヴァファンにはたまらない仕様だが、トイレのリニューアルによって利用者は増加したのか。担当者に聞いてみたが、新型コロナウイルスの影響もあり、その効果は目に見えてわかるものではないという。ただ、これまでにもSNSやメディアに取り上げられることがあり話題になっていることは実感しているそうだ。

担当者はトイレがツイッターで話題になったことについて、

「箱根が舞台になっているということで、せっかくそういった地域資源があるので活かせないかと思いコラボしました。新型コロナウイルスなどこのような状況になったことについては残念ですが、SNSやネット上の反応は好意的なものが多いので、それが広がり地域が盛り上がっていったらいいなと思います」

と話している。

ちなみにトイレ横の駐車場もエヴァ仕様となっている。ファンならば一度は訪れたい場所だ。

Jタウンネット

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