米偵察機が撮影した奇妙なUFO映像! 前後に動きながらビームを照射… 米国防総省の見解は?

2023年9月3日(日)17時0分 tocana

 4月19日に米上院軍事委員会で開催されたUAP(※1)に関する公開公聴会で、全領域異常対策室(AARO)の局長であるショーン・カークパトリック博士は、興味深い2本の映像を公開した。


 1本目の映像は南アジア某所で撮影されたもので、米偵察機の上を高速の飛行物体が通過していく様子が映し出されている。



 これについてUFO研究家スコット・ウェアリング氏の意見とAAROの公式見解を引用する。


(スコット・ウェアリング氏)
「この映像では、宇宙人の円盤が回転しながら(形を変えているように見える)、米国のドローンを追い越している。アメリカの無人偵察機は機首から尾翼まで36フィートあり、このUFOは無人偵察機の半分の大きさだから、横幅は18フィートだと考えられます。UFOが残している軌跡を見ましたか? つまり、UFOを追跡することはできなくても、UFOの背後にある軌跡を追跡することで、UFOがどこにいるのかを知ることができるです。宇宙人が存在し、最新で最高のテクノロジーを駆使して空を飛びまわっていることを示す100%の証拠です。」


(AARO)
「MQ-9 リーパーの前方監視赤外線ビデオセンサーが、南アジアで別のMQ-9を記録しているときにこの映像を捉えた。フルモーションビデオの分析、より長い焦点距離の追加映像の収録、およびこの地域の民間飛行データの分析の結果、AAROは物体が民間航空機である可能性が高く、後方のキャビテーションはビデオ圧縮の結果生じたセンサーのアーチファクト(技術的な産物)であると評価している。本件の解決は最終審査待ちである。」


 見た目にはとても民間の航空機とは思えないが、映像の質の問題ということであれば、仕方がない。民間飛行データの分析の結果、この時この場所に航空機が飛んでいたことが確証されれば、UFOである可能性は極めて低くなるだろう。少なくともそう推論せざるを得ない。


 だが、2本目の映像はより奇妙だ。円盤型UFOのような飛行物体が空中を右往左往しながら、ビームのようなものを照射しているのだ。



 一体これは何なのか。再びウェアリング氏とAAROの見解を見てみよう。


(スコット・ウェアリング)
「この映像の最も興味深い部分は、UFOの上下左右から4つのエネルギーの波が来ていることです。私は、これらの波が立方体の側面のように四方にあると考えています。また、映像のある時点で、コンピュータの追跡システムがUFOから出てくる小さな物体を検出しています。」


(AARO)
「この映像は、焦点距離を長くした追加映像である。前後に動いているように見えるのは、焦点距離が長くなり、センサーがMQ-9ではなく、高速で移動するUAPにズームインしようとしたことによるアーチファクトである。」


 これは1本目の映像を望遠で捉えた映像とのことだ。前後に動いているように見えるのは焦点合わせのために起こった技術的な錯覚というが、その動きはまったく奇妙である。こうした不思議な映像も技術的な問題に還元できるものなのか。少なくともウェアリング氏はそう考えていない様子だ。読者諸賢はどう思われただろうか?


(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。


参考:「UFO Sightings Daily」

tocana

「米国防総省」をもっと詳しく

「米国防総省」のニュース

「米国防総省」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ