2020年大学入試改革とは…30年ぶりの大改革

2019年9月6日(金)10時15分 リセマム

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30年ぶりの大改革となる2020年大学入試改革。グローバル化や技術革新が進み、社会で求められる力も変化している。これから大学受験を控える高校生は、どのように未来を見据え、自分に合った大学選びを進めれば良いのだろうか。

 アローコーポレーション企画・編集・発行「大学選びの新常識 2019年度版」より、高校生・受験生の親に役立つ情報を紹介する。

大学が変わる!入試が変わる!30年ぶりの大改革 2020年大学入試改革とは

 グローバル化や技術革新が進み、社会で求められる力も変化している現代。新たな時代を拓く人材育成を見据え、2020年度から文部科学省による大学入試改革が始まります。

 センター試験に代わる「大学入学共通テスト」の最新情報、推薦入試・入試の新たな動きや傾向などから、年ぶりの入試改革の全貌を解明します。


大学入学共通テストがスタート!

 2020年度(2021年1月)から「大学入試センター試験」が廃止になり、新しいテスト「大学入学共通テスト」の実施が始まります。

TOPIC 1…英語に民間検定を活用。「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を評価。

 大学入学共通テストの移行にあたり、最も大きく変わるのが英語。コミュニケーション能力を重視する目的から、従来の「読む」「聞く」技能に加え、「話す」「書く」技能も評価されるようになります。そのために民間の資格・検定試験が導入されるのも大きなポイント。各検定の成績レベルは、CEFR(セファール)で評価されます。

 ※2023年までは共通テストでも英語を実施し、大学が民間検定との併用など利用法を指定します。
 ※CEFR(セファール)って?…異なる語学検定を統一して評価するための指標。A1〜C2の6段階に分かれている。

TOPIC 2…国語と数学に記述式問題を導入。長文を読解し、記述する力が重要視されるように。

 センター試験は完全マークシート方式ですが、大学入学共通テストでは国語と数学の一部で記述問題が導入されます。記述式部分は3〜5段階程度の段階別で評価され、試験時間も10分〜20分ほど長くなる予定です。


※2024年度以降は地理歴史・公民や理科でも実施検討中。


<協力:アローコーポレーション>

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