コロナ拡大後、子どもの教育を考える機会「増えた」8割
2020年9月7日(月)16時15分 リセマム
調査アンケートは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンライン授業など新しい学校教育が増える中、各家庭の現状意識を調査するため、全国の20〜50代の子どもがいる男女232人を対象に紙回答形式で実施したもの。調査期間は8月4日〜21日。
「新型コロナウイルス前後で、子どもの教育について考える機会が増えたか」という質問では、76.3%が「増えた」と回答。増えた理由は、「子どもが家にいる時間が増えたから」がもっとも多く、「オンライン学習が活発になったから」「自宅学習が必要だと感じたから」「学校教育への不安が増えたから」と続いた。
「新型コロナウイルス発生後、オンライン学習を行ったか」という質問に対しては、「はい」55.6%、「いいえ」44.4%。「はい」と回答した人を対象に「実際にオンライン学習を行って、どのようなところに魅力を感じたか」を尋ねた結果では、「自宅で学習ができる」が最多、ついで「時間にとらわれず学習できる」であった。一方、オンライン学習の不安要素は、「子どものモチベーションを保てるか」がもっとも多かった。
「今後、オンライン学習を行いたいか」という質問に「はい」と回答した人は96.1%。新型コロナウイルスの影響でオンライン学習が注目され、自宅で時間にとらわれずに実施できるという利点から、今後も多くの人が継続したいと考えていることがわかった。
イー・ラーニング研究所は、調査結果について「オンライン学習の場所や時間にとらわれない点に魅力を感じているものの、いかに子どものモチベーションを維持するか不安視する親が多いことが伺える」と分析。「オンライン学習はニューノーマルの時代において教育上欠かせないものになると推測される」としている。