恐怖を克服するため、次々と生き埋めになるロシア人たち!警察も警戒する6フィートの地中ダイブ

9月7日(水)8時0分 tocana

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 生き埋めは、多くの人が“最悪の死に方”としてあげるものの1つだろう。この理性ではどうにもならない恐怖は精神医学で「生き埋め恐怖症」(taphophobia)と呼ばれている。


■生き埋めになりたがるロシア人たち

 さて、ロシア・モスクワでは、自ら望んで生き埋めになろうというクレイジーな人々が列をなしているという。というのも、彼らは深さ6フィート(約1.8m)の地中に埋められることにより、「生き埋め恐怖症」を克服しようと考えているらしい。かなり斬新だが、新手の治療法として人気を博しているとのこと。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/09/post_10859.html】

 生き埋め治療団体を組織したセルゲイ・ボルコフ氏によると、この治療で克服できるのは生き埋め恐怖症だけではないという。ひと1人ほどがかろうじて入れる地中に埋まることにより、「閉所恐怖症」にも有効だとか。

 治療の様子を知るには、地中に横たわる被験者の視点から撮影された紹介ビデオが一番だろう。ご覧のように、地上の人々がスコップで土を墓穴へ放り込んでいる様子がみてとれる。そのまま全身が土の中に埋まってしまうが、長いパイプから呼吸できるため、窒息死することはなさそうだ。

 このように、ややアブノーマルな治療であることに加え、治療スタッフの中に1人も医療関係者がいないため周囲からは懸念の声が絶えないそうだ。警察もボルコフ氏が医師免許を所有していないことから、「生き埋め療法」の安全性と合法性に警戒しているという。

 とはいえ、治療費は3000ルーブル(4800円)ほどとリーズナブルなこともあり、治療希望者は絶えないそうだ。

 たしかに、“自然な恐怖心”は、日常の危険から身を守るための必須能力ではあるが、妄想的だったり、あまりにも過激な死への恐怖は「家から出られなくなる」など日常生活の障害になることもあるため、荒療治も時には必要かもしれない。

 ボルコフ氏に適切な指導能力があるかは別として、医学的にみても閉所恐怖症やパニック障害などの治療法の1つに、徐々に恐怖の対象に身を晒していき慣れることで克服する「暴露療法」と呼ばれるものがある。これは直感的に理解し易いのではないだろうか。いきなり生の死体を見るよりも、グロ画像で段階的に慣らしたおいた方がショックが少なくて済むのと同じようなものだ。「生き埋め療法」もきちんとした環境と指導者のもとで施されれば、非常に有効な治療手段といえるだろう。


■「生き埋め」は普遍的治療法

 また「生き埋め」にはイニシエーション(通過儀礼)としての意味合いも強いことからも分かるとおり、もともと精神療法的な側面がある。実際、かつて西アフリカのブルキナファソのある部族では、成人になるための儀礼として、土の中に埋まらなければならなかったそうだ。地中で生死の境をさまよい、そこから復活することによって新しく生まれ変わるということだろう。

 我が国でも、生前葬で生きたまま棺に入った人々が、死への恐怖が少し和らいだと感想を漏らすことがある。生き埋めはさすがに過激だが、棺に入るぐらいなら死を見つめなおす良い機会になるかもしれない。

 とはいえ、われわれ日本人にとっては生き埋めよりも、生きたまま火葬されるほうが現実的な恐怖だろうか。生き埋めの恐ろしさにピンと来ない方は、粗末な棺に入れられ地中に放置された男を生々しく描いた映画『リミット』をお勧めしたい。
(編集部)


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