青森にある「十二湖」と「十三湖」の関係は? きょうだい的な存在なのかと思ったら...
2022年9月8日(木)20時12分 Jタウンネット
青森には、「十二湖」と「十三湖」という名の湖がある。
前者は世界自然遺産・白神山地の一角にあり、鮮やかなコバルトブルーに輝くこと有名。後者はヤマトシジミの産地で、県で3番目に大きな湖だ。
2つの湖は、車で移動すると約2時間(Googleマップ調べ)かかるほど離れている。でも、同じ青森県内にあって、名前も数字が1つ違うだけ。
きっと、何か繋がりがあるのだろう——筆者はずっとそう思っていた。しかし2022年9月7日、青森県観光企画課の公式ツイッターアカウント「まるごと青森」(@marugotoaomori)が驚きの事実突きつけてきた。
青森県にある『十二湖』と『十三湖』、まるで兄弟みたいな名前ですよね。
でも...
_人人人人人人人人人人人_
> 実は何の関係もない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
なんだって! 距離は離れていても、ずっと深いところで絆が繋がっているような関係だと思っていたのに、赤の他人だったなんて、そんな馬鹿な......。
何もかも違う...
にわかに信じられないJタウンネット記者は十二湖と十三湖について調べた。結果、この二つの湖が完全に無縁であるということを思い知らされた。
「十二湖」というのはは33の湖沼群の総称。青森県の公式観光・旅行情報サイト「Amazing AOMORI」によると、深浦町にある崩山(くずれやま)から眺めると12の湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになったという。
一方の、十三湖は1つの湖の名前。13の河川が流れ込むので十三湖と言われている。
2つの湖は、完全に異なる由来で名付けられていた。
青森についての豆知識を誰かに披露する機会があれば、このことを話してみてはどうだろう。
ただ、Jタウンネット記者が8日、青森県観光企画課の職員に聞いてみると
「観光企画課のある観光国際戦略局内で聞いたら、みなさん承知の事実でした。ほかの職員も知っているようでしたし、県庁職員のクラスになるとみんな知っているのではないでしょうか」
とのことなので、青森県民にとっては常識なのかもしれないが......。