ドトールのドッグカフェだと!? 全国数軒のレア店舗で「ワンちゃん用フードメニュー」を買ってみた!
2024年9月8日(日)20時0分 ロケットニュース24
だが、数年前から新しいスタイルのお店が着々と増えている。たとえばハイブランドの「ドトール珈琲農園」や食事に注力した郊外型店舗の「ドトールキッチン」。そして養老SAには鉄板で肉を焼いているお店があるという。
今回紹介するお店は、ドッグカフェである。まだ全国に数店舗しかないお店で、「ワンちゃん用フードメニュー」を買ってみた!
・ドトールのドッグカフェ
実はドトールドッグカフェの歴史は意外と古く、2013年にイオンモール幕張新都心店に最初のお店がオープンしていた。それから10年を経て、現在(2024年9月)は全国5店舗となっている。ゆっくりとその数を増やしている状況だ。
もっとも新しいお店は8月30日にオープンした「ドトール パークカフェ 柏の葉公園店」で、同社初となる公園内の店舗である。ドッグカフェエリアを設けており、リードフックや犬用水飲み場を設けているそうだ。
私が訪ねたのは、今年2月末にオープンした「南与野駅店」だ。
JR東日本都市開発の管理する商業エリア「Kaya-Machi(かやまち)」の一角に店舗を構えており、一見普通のドトールのようだが、店頭ロゴにはワンちゃんが描かれいる。これがドックカフェの印のようだ。
「犬と人とを結んでゆく」をテーマにしており、店内に犬を同伴することができる。ただし、1年以内にワクチンを接種していることや、事前に排泄を済ませておくこと。そのほかリードフックを利用するなど、同伴時の注意事項が設けられているので、利用をお考えの方は店頭で確認頂きたい。
メニュー表には通常のものと一緒にワンちゃん用も並んでいる。
そして入口にはおやつも販売していて……。
さらに店内には「スウェーデン式 ドッグマッサージ会」のチラシが置かれている。お店のスタイルを生かしたイベントが開催できるのも、ここならでは強みではないだろうか。
・人間用メニューも充実
さて、私は犬を同伴していないので普通に食事をしたいと思う。ドトールのフードといえば、ミラノサンドやジャーマンドッグを提供するお店が多いが、ここはごタコライスやガパオライスなどのご飯ものと、ペペロンチーノやジェノベーゼなどのパスタも置いている。
それらの中から注文したのは、五穀米とサラダがセットになったプレートランチの「チキン南蛮風ローストチキン」(税込970円)。それとレギュラーサイズの「アイスコーヒー」(税込300円)だ。
ドトールで食事をするのは久しぶりだけど、知らない間にずいぶん美味しいメニューを提供するようになったんだな〜。このチキン、やわらけ〜! ドッグカフェとはいっても人間用メニューもしっかりしている。
・ワンちゃん用メニュー
せっかくなので、犬用のメニューも購入してみた。先に紹介したワンちゃん用フードメニューはテイクアウトもできる。フードメニューは冷凍タイプなので、持ち帰ってレンジで加熱すれば食べられるようになっている。
購入したのは「まぐろステーキプレート」(税込610円)と「ササミジャーキー」(税込310円)である。
ササミジャーキーは、自然食ドッグフードのメーカー「ドットわん」の商品。広島県産のハーブ鶏を使用しており、においにかなりの自信があるようだ。
実際に嗅いでみると、めちゃくちゃいいにおい! 人間の私でもヨダレが出そうになるほど芳しい。ということは、ワンちゃんにはさらに美味そうに感じるのかも。
犬のジャーキーというと、デカくて硬くて歯ごたえの強いもののイメージがあるけど、これは薄くてパリパリ。ためしにひと口かじってみたけど、せんべいみたいな食感だ。塩をつかっていないので、かなり味気ないのだが。
続いてまぐろのプレート。こちらも岡山のドッグフードメーカー「アンディカフェ」の商品だ。
「プレート」という割にはかなり小さく手のひらサイズだ。だが、ご飯は米・十五穀米・押し麦をブレンドしており、にんじん・ひじき・ブロッコリー・さつまいもなどの野菜と、まぐろが入っていて、栄養バランスを考えた内容になっている。
にんじんは星型にカットされていて、見た目にも華やか。カフェで御主人と一緒に食べれば、きっとワンちゃんもごきげんになるはずだ。こちらも味見をしてみたが、やはり塩を使っていないので、あまり味がしない。
いずれにしても、この手のドッグカフェが増えていけば、「犬と一緒だからカフェに寄れない」ということが少なくなりそうだ。ドトールは今後も新しいタイプのお店を増やしていくのだろうか? 気になるところである。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ドトールコーヒーショップ 南与野駅店
住所 埼玉県さいたま市中央区鈴谷 2-600-7
時間 7:00〜20:30 日祝7:00〜19:00
参考リンク:ドトールコーヒー[1、2(PDF)] 、アンディーカフェ、ドットわん
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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