9年ぶりにフルチェンのスポーツカーが予約販売開始! 2代目スバル「BRZ」のお買い得グレードはどれだ!?

9月8日(水)11時30分 週プレNEWS

その安定性に安心感を覚えるBRZ。新型はスバルの哲学である「安心」と「愉しさ」を両立させ、大人が楽しく乗れるスポーツカーに仕上がっている
その安定性に安心感を覚えるBRZ。新型はスバルの哲学である「安心」と「愉しさ」を両立させ、大人が楽しく乗れるスポーツカーに仕上がっている

7月29日に発表された2代目BRZが予約受注を開始した。そこで、自動車専門誌の元編集長で、カーライフジャーナリストの渡辺陽一郎(わたなべ・よういちろう)氏に価格や装備などを徹底解説してもらった!!

【画像】スバル「BRZ」の細部

* * *

■BRZは、MTが7割以上!

スバル BRZ デビュー:2021年7月29日 価格:308万〜343万2000円 値引き額:3万円 リセールバリュー:Bランク 週プレが選ぶお買い得グレード:S(6速MT) お買い得度(5段階評価):★★☆☆☆ 姉妹車であるトヨタGR86と異なる部分のひとつが顔面だ。BRZのヘキサゴングリルは低い位置に配置
スバル BRZ デビュー:2021年7月29日 価格:308万〜343万2000円 値引き額:3万円 リセールバリュー:Bランク 週プレが選ぶお買い得グレード:S(6速MT) お買い得度(5段階評価):★★☆☆☆ 姉妹車であるトヨタGR86と異なる部分のひとつが顔面だ。BRZのヘキサゴングリルは低い位置に配置

——ついにスバルから待望のスポーツカー「BRZ」が発表されました。実に9年ぶりのフルモデルチェンジです。

渡辺 国産のスポーツカーがどんどん減っているので、BRZと姉妹車であるトヨタのGR86は非常に貴重な存在だと思いますね。ちなみにGR86は後輪の横滑りを楽しませる傾向が強く、運転感覚がやや子供っぽい。

一方、BRZはバランスのいいクルマです。危険回避の性能も優れ、スバルの安全に対する考え方を貫いているなと。

——具体的に新型は何がどう進化したんスか?

渡辺 排気量が従来の2リットルから2.4リットルになり、動力性能に余裕ができました。その関係で、2000〜4000回転の実用域はとても運転がしやすい。ボディや足回りの見直しで、走行安定性と乗り心地も大きく向上しています。

ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm。車両重量は1270kg(6速MT)と軽量を実現
ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm。車両重量は1270kg(6速MT)と軽量を実現

——安全装備も進化?

渡辺 衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能のアイサイトコアテクノロジーが新たに採用されました。ただしAT仕様に限定されます。

スバルは以前から「MTは少数派なので、アイサイトを設定していない」と説明するんですが、BRZはスポーツカーだからMT率が70%以上を占めている。スバルの安全思想を考えても、アイサイトはMT車にこそ必要だとは感じますね。

——販売店の反応は?

渡辺 BRZは確実に売れる商品なので販売店もかなり期待していました。ちなみにスバルが誇る4WDスポーツセダン「WRX」から、BRZに乗り替えるユーザーもいるそうです。

——価格は先代と比べてどうです?

渡辺 新型の6速MTの価格は、Rが308万円、上級のSは326万7000円です。Rは約35万円、Sは約24万円先代モデルから値上げされています。

排気量は先代の2リットルから2.4リットルにアップした。ちなみに新型の最高出力は235PS。最大トルクは250Nmだ
排気量は先代の2リットルから2.4リットルにアップした。ちなみに新型の最高出力は235PS。最大トルクは250Nmだ

——新型のお買い得度は?

渡辺 Sグレードを新旧で比較すると、新型はエンジンが2.4リットルに拡大され、ボディもインナーフレーム構造の採用で剛性を高めました。6速MTにはアイサイトが非装着ですが、後方の並走車両を知らせるリアビークルディテクションなどが追加されました。新型は先代型に比べて割安ではありませんが、納得できる範囲の値上げかなと。

——ATとMTの価格差に関しては?

渡辺 ATはMTより16万5000円高くなります。ただし、ATにはアイサイトに加えてハイビームアシストなども標準装備されるので、価格差は装備の違いで埋まります。つまり、MTとATは装備の違いを考慮したら、まぁ実質的には同額ですよ。

グレードによる差はないインパネまわり。アルミパッド付きスポーツペダルは全グレードに標準装備される
グレードによる差はないインパネまわり。アルミパッド付きスポーツペダルは全グレードに標準装備される

——グレードはRとSの2種類ありますが、推しは?

渡辺 Rのアルミホイールとタイヤは17インチですが、上級モデルとなるSは18インチに拡大されます。スピーカーもRは6個、Sは8個です。Sはシート表皮も上質なウルトラスエード+本革になり、前席シートヒーターも加わります。

そしてSの価格はRに比べると18万7000円高い。装備の違いを計算すると、価格差は約16万円が妥当で、上級のSモデルはやや割高な印象があります。しかし、BRZを買うなら、やはり18インチのアルミホイールとタイヤが欲しい。

マフラーは左右2本出し。2代目からハイマウントストップランプ内蔵のダックテールスポイラーを採用
マフラーは左右2本出し。2代目からハイマウントストップランプ内蔵のダックテールスポイラーを採用

——数年後に売却する際のリセールは?

渡辺 売却時もSが有利なのでズバリ、推奨グレードはSのMT車です。ちなみに残価設定ローンの3年後の残価は新車価格の48%です。スポーツカーは過酷に使われることも想定され、50%に達しませんが、40〜45%の車種も多いので、売却額は悪くないと思います。

——納期の情報もある?

渡辺 販売店によると、7月29日に開始した先行予約受注の納車が10月頃から始まるそうです。試乗ができるのは10月から11月とのことです。つまり、試乗してから契約を考えている場合、納車は年末から来年になるかなと。

●渡辺陽一郎(わたなべ・よういちろう) 
カーライフジャーナリスト。1989年に自動車購入ガイド誌『月刊くるま選び』(アポロ出版)の編集長に。1997年に同社取締役を兼任。その後、フリーランスに。著書に『運転事故の定石』(講談社)など。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

撮影/本田雄士


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