いい患者か悪い患者か、看護師はこうして見分けている

9月12日(木)7時0分 NEWSポストセブン

看護師に嫌われないためには

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 病院では、どのように過ごせば、円満な入院生活を送れるのだろう。患者を近くで見て、接する時間も多い現役の女性看護師4人(経歴は以下)に、「いい患者」と「悪い患者」について本音で語ってもらった。


Aさん(32)都内総合病院整形外科勤務

Bさん(39)都内大学病院泌尿器科勤務

Cさん(40)千葉県総合病院消化器内科勤務

Dさん(28)埼玉県総合病院健診センター勤務


B:セクハラは論外ですよね。最近、私のところに“紀州のドン・ファン”に憧れてる高齢患者さんが来てね。「俺はこれを治して、第二のドン・ファンになるんだ」とか言ってて(苦笑)。治療の意欲があるのはいいんですけど、会話の中身は単なるセクハラでしかない。


D:泌尿器科って、男性器も触れるから大変そうですね……。


B:患者さんに「8時にトイレに来ていただきたく存じます」とすごく丁寧にお願いされ、何事かと思って行ったら、「私、長らく女性と致してないので、ぜひ、今夜お願いしたいと思います」と言われたんです。「そういうサービスはしていないので、退院したらそういうお店にどうぞ」と丁重にお断わりしました(苦笑)。


一同:(ため息)


D:携帯番号やLINEを聞かれるのもしょっちゅうです。健診終わりに名刺を渡されることも多い。そこから交際に発展して結婚に至った先輩もいることはいるんだけど……しつこくされるのは本当に嫌。


B:逆に、好かれる患者さんってサッパリしていません? 「いつもありがとう」とか「がんばってますね」ってねぎらってくれる患者さんはポイントが高い。看護師もドクターも、普段はねぎらう側だから、“ねぎらわれたい欲求”が強い。


A:うちの病院には、明るい挨拶で、病棟全体の雰囲気を明るくしてくれるジェントルマンがいました。そういう入院患者さんは他の患者さんにも好かれるので、退院の時は大勢のお見送りがありましたね。


B:その光景、すごく分かる。退院しないでほしいなぁ……と思う患者さんっていますよね。


A:スタッフへの感謝をさりげなく伝えられる患者さんは、まずナースコールで無茶なこと言ってきたりしない。巡回時に遠慮気味に、「ここの調子が悪いんですが……」と伝えてきたり、基本的に自分から存在感をアピールしてこない患者さんは、好感度が高いです。


C:うちの場合、いい患者さんかどうかを一発で見分ける方法があって。それは、「カルテに病状以外のことが記載されていない人」なんです。


A:うちも同じ(笑い)。だいたい面倒な患者さんは、「セクハラ注意」「パワハラ常習」とか赤字でカルテに付記されてます。特に大変なモンスターペイシェント(患者)は、カルテに黄色い付箋が貼ってある。


C:やっぱり! 私の病院もカルテに貼ってます。


B:やばい、ウチもまったく同じだ(笑い)。


●司会・構成/大屋敷未世子(ジャーナリスト) 河合桃子(ジャーナリスト)


※週刊ポスト2019年9月20・27日号

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