並べると巨大牛が出現! 富山の「ウシ牛乳」が可愛いと話題→デザインの理由を社長に聞くと...「なるべく大きな牛を描きたい」
2020年9月13日(日)8時0分 Jタウンネット
富山県で販売されている、ある牛乳がツイッターで注目を集めている。
早速話題となった投稿をご覧いただこう。
ロシアのネコ牛乳とか
— にしおのり (@NishiONori) September 3, 2020
佐渡のトキ牛乳とか
可愛いパックの牛乳が流行っていたんで、
富山のウシ牛乳を紹介します。
これはツイッターユーザーのにしおのり(@NishiONori)さんによる2020年9月3日の投稿。
ツイートにあるネコ牛乳とトキ牛乳は、複数並べることで大きなイラストが完成するパッケージが可愛らしいと注目を集めた。
こちらの「ウシ牛乳」も、4つ並べることで、一枚の絵のようになる。大きな牛の後ろを小さな牛がついてきている、非常に可愛らしいデザイン。ついつい四つ買って並べたくなってしまう可愛さだ......。
これはコーヒー牛乳の「カウヒー」でも有名なとやまアルペン乳業(富山県富山市)が製造している「とやまの牛乳」。
このパッケージに対して、ツイッターでは
「か、かわゆす...。牛さんが、牛さんがいっぱい...」
「ふぉおお!可愛すぎるぅう!! 品質表示面の枠から1匹牛チラしてるのも、わかってらっしゃる?!!」
「給食に出る牛乳がこれだから、皆で繋いで遊んだことあるw」
「他県の人に自慢したいレベルで大好き!!!!!」
とその可愛さに胸を打たれた人や地元民からのコメントが寄せられている。
「なるべく大きな牛を描きたい」
Jタウンネットが4日、富山県の県西部に住んでいるという投稿者のにしおのりさんに話を聞いたところ、購入したのは隣町のスーパー。県内での知名度を聞いてみると
「メーカーが県東部なので、ここ県西部だとどれだけ広まってるかは不明ですが、コーヒー牛乳『カウヒー』はよく富山県ネタとして挙げられるので、知名度は有ると思います」
とのことだった。
この可愛いウシ柄のデザインはどのような経緯で誕生したものなのか。
Jタウンネットは9日、とやまアルペン乳業を取材し、樋口俊幸取締役社長に話を聞いた。
「とやまの牛乳」がこのデザインになったのは1999年のこと。
樋口社長は
「99年は工場の移転や、それまでの『富山牛乳』から現在の『とやまアルペン乳業』への社名変更がありました。それにあわせて、当時はまだゆるキャラブームとかではなかったんですが、キャラクターを作ることになり、パックに描かれている牛の『モーモーちゃん』が誕生しました。
デザインについては牛乳パックを作るときに、なるべく大きな牛を描きたいということでパックの四面を使って大きな牛を描くことにしました」
と話す。
今回話題になった1リットルの牛乳パックの他に、200ミリリットルや500ミリリットルのものにもモーモーちゃんは描かれているそうで
「200ミリや500ミリのものは2パック繋げると1頭のウシになります」
とのこと。
今回、ツイッターでモーモーちゃんのパックが注目を集めていることは知っていたという樋口社長は
「こうして話題にしていただけてとても有り難く思います。富山に面白い牛乳があるということを知っていただければ嬉しいです」
とコメントした。
この「とやまの牛乳」は県内全域のスーパー等で販売しているほか、富山市内と県東部の学校給食でも導入されているそう。
また、県外では「日本橋とやま館」(東京都中央区)でも販売されているとのことだった。