「マザー・テレサは人身売買していた」世界中で告発相次ぐ! バチカンに巨額送金も… 聖人とは程遠い戦慄の“ダークサイド”判明!

2023年9月13日(水)17時0分 tocana

 今日9月13日はマザー・テレサがインドで国葬された日。コルカタの聖テレサとも呼ばれるマザー・テレサはインドの貧困層に手を差し伸べ、その功績からノーベル平和賞を受賞、バチカンからは聖人に認定された。1997年9月5日に87歳で亡くなるまで精力的に活動し、今でも世界中から尊敬の念を集めているが、そんな彼女に裏の顔があったことが近年指摘されている。


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※ こちらの記事は2020年8月3日の記事を再掲しています。


 マザー・テレサというと「聖人」の代名詞のように語られて久しい。しかし、実は「人身売買」に関わっていたのではないかという驚くべき報道がインドや米国で相次いでいる。


マザー・テレサの乳児院で人身売買

 


 米公共ラジオ局の「ナショナル・パブリック・ラジオ」の報道によると、インドは、ローマカトリックの命令でマザー・テレサが設立し、今日まで宣教師が運営してきた乳児院に対し調査を命じた。


 この一大スキャンダルは、乳児の人身売買の罪で働く尼僧とスタッフが逮捕されたことから始まった。


 その調査の結果、インド当局は南部ジャールカンド州のカトリック宣教師が運営するシェルターで、生後6カ月の男児を含む4人の乳幼児が売られたことを発見。十数人の妊婦がそのシェルターに住んでいたが、すぐに閉鎖された。売られた6カ月の男児には5万ルピー(約7万円)が支払われていたという。


 警察と州当局の調査によって、修道女のシスター・コンシラと乳児院スタッフのアニマ・インドワールは、人身売買に関連した罪で逮捕された。「インド・タイムス」紙によると、インドワールは子どもたちを売ったことを認めているという。


 ある夫婦は、子どもの代金としてインドワールに12万ルピー(約17万円)を支払ったと警察に証言した。しかしインドワールは、後でお金を返さずに子どもを連れ戻したことから、夫婦がこの件を警察に密告したという。


 インドの「NDTV」は、匿名の情報として、4人の赤ちゃん全員が過去1年以内に売られたと述べている。


 この事件を受けて、インド女性/児童開発大臣のマネカ・ガンジーは、「全国の慈善宣教師団が運営する乳児院を直ちに検査するように」と全ての州に指示を出している。


 そしてガンジーは、インドの少年司法法の下、養子縁組を扱うシェルターは中央養子縁組当局に登録しなければならない決まりだと述べた。しかし法律が施行されてから2年以上たっても、約4000機関がまだ法を遵守していないと述べている。


 カトリックの宣教師は、2015年にインドでの養子縁組を中止している。そのため彼らの施設には養子縁組の権利はなく「子どもを売ったことに疑いの余地はない」と報道官のサミタ・クマールは述べた。クマールは、養子縁組が法の下で行われていた時も、子どもとお金を交換することは決してなかったと説明している。


マザー・テレサの“ダークサイド”

 インドで宣教師によって運営される乳児院は、1950年にアルバニア人の修道女、マザー・テレサによってカルカッタに設立され以来、現在インドには244のシェルターがある。


 マザー・テレサが創設したシェルターは国際的に拡大し、特に東インドのコルカタにある「死を待つ人の家」のような施設は、世界中に知れ渡った。同時にマザー・テレサを聖女として美化する声は世界中にあふれた。


 しかし、マザー・テレサには数々の毀誉褒貶がある。マザー・テレサは「死を待つ人の家」で病人に鎮痛薬を与えず、病人たちは医学的知識のないシスターたちの世話を受け、非衛生的な環境下で暮らしていた。


 マザー・テレサを「胡散臭い人物」と呼んでいたジャーナリストのクリストファー・ヒッチンズは、「マザー・テレサは、彼女名義の通帳に多額の現金を所持していた。世界中から集まる寄付金を使えば、インドで最も進んだ病院を建てることも可能だった」と本に書いている。またマザー・テレサは、ハイチの独裁者ジャン=クロード・デュヴァリエとも親交を持ち、多額の寄付金を受け取っている。


 そしてマザーテレサは、集まった巨額の寄付金をインドの貧しい人に使うことはなく、バチカンに送金し続けていたという。


 1997年に亡くなったマザー・テレサは、2016年にバチカンから聖人として認められている。


「聖女マザー・テレサ」には、確かに知れば知るほど疑問が湧いてくる。瀕死のヒンドゥー教徒患者に、強制的にカトリックの洗礼を行うなど、現代では決して許されない行動だろう。そしてインドの貧しい人々のために集めた金を「あの」裕福なバチカンに送金、上納することも、全く受け入れがたい行動だ。この衝撃の事実は、今後もっと世間に広まってほしいものだ。



参考:「India Today」「npr」ほか

tocana

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