現在67歳で、働いています。給料から毎月、厚生年金保険料が引かれています。毎月、引かれている厚生年金はいつからもらえるのですか?

2024年9月15日(日)20時30分 All About

年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、67歳で厚生年金に加入して働いている場合、毎月、引かれている厚生年金保険料はいつ老齢厚生年金受給額に反映されるのかについてです。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。
今回は、67歳で厚生年金に加入して働いている場合、毎月、引かれている厚生年金保険料はいつ老齢厚生年金受給額に反映されるのかについてです。

Q:現在67歳で、働いています。給料から毎月、厚生年金保険料が引かれています。毎月、引かれている厚生年金はいつからもらえるのですか?

「現在67歳で、働いています。給料から毎月、厚生年金が引かれています。70歳まで働こうと思います。毎月、引かれている厚生年金はいつからもらえるのですか?」(みっちゃんさん)

A:10月分の老齢厚生年金から、前年9月から今年の8月までの厚生年金加入期間が反映され、年金額が改定・増額されます。10月分の年金は12月に受け取れます

相談者「みっちゃん」さんが、現在、老齢厚生年金を受け取っているという前提で回答をいたします。
厚生年金に加入できるのは、70歳までになります。厚生年金保険に加入した期間は、年金受給額を計算するときに追加されるので、受け取る年金額が増えます。
65歳以上70歳未満の老齢厚生年金の受給権者が厚生年金保険の被保険者となった場合、毎年9月1日の基準日に、前年9月から今年の8月までの厚生年金加入期間を反映して老齢厚生年金額が計算され、10月分の老齢厚生年金から改定されます(10月分は12月に支給されます)。この仕組みを在職定時改定といいます。

相談者「みっちゃん」さんも「在職定時改定」により、毎月引かれている厚生年金保険料は、毎年10月分(12月に支給される分)の老齢厚生年金額から反映されます。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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