「自分を“クソ野郎”に描く潔さがいい」映画評論家が語るエルトン・ジョン「ロケットマン」の魅力

9月16日(月)20時0分 TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。9月16日(月・祝)の生放送は、映画評論家の松崎健夫さんと音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが登場。映画「ロケットマン」と英ミュージシャンのエルトン・ジョンの魅力を教わりました。

左から松崎健夫さん、高橋みなみ、高橋芳朗さん



エルトンの半生を描いた同作は8月23日(金)より日本で封切りされ、間もなく1ヵ月。松崎さんが「2019年洋画のベストの1つであることは間違いない」と太鼓判を押し、高橋さんは「エルトンと作詞家のバーニー・トーピンの共作で生まれた曲をすごくうまく活かしている。素晴らしかった」とほめたたえます。

そんなエルトンの“ミュージカル調・伝記的映画”の魅力を、2人が語り尽くします。

◆美化しない自らの人生
同作はエルトン本人が製作総指揮をつとめていますが、そうした場合、つい自身を美化して描きがちです。しかし「悪い部分もいい部分も全部見せている。自分を“クソ野郎”に描く潔さがいい」と松崎さん。

さらには、「お金ではなく、自分を理解してくれる人が1人いれば人生は気持ちよく生きていけることを描いた映画でもある。エルトンの内側をさらけ出すことで観る人が感じるものがある」とも。

高橋さんはエルトンとバーニーの特別な関係性に注目。「バーニーの書く歌詞がエルトンへの指針みたいに聴こえる。単なるコラボレーターの枠を超えた結びつきの強さを感じた」と話しました。

◆意外な発見がある
有名曲「Your Song」は一聴すると甘いラブソングですが「映画を観終えた後では、意味がガラリと変わる」と高橋さん。「50年もの間、関係が続いているバーニーが、エルトンに『これから僕たちで素晴らしい歌をつくっていこう』とメッセージを送っている曲にも聴こえる」と唱えました。

松崎さんは「エルトンが世界で5番目に売れている歌手なのは知っていたけど、正直、音楽性については侮っていた部分があった。でも今作を観れば歌詞にどんな意味が込められていたかわかる。『ロケットマン』という歌もエルトン自身について歌っていたのか! と……目からウロコでした」と、歌の隠喩に驚いたと言います。

◆実際の映像・写真に対する再現性の高さ
同作のエンドロールでは、映画とエルトン本人の写真が並べられ、その再現力の高さも評判を呼んでいます。さらにエルトン役の俳優タロン・エガートンが歌う「I 'm Still Standing」のミュージックビデオ(以下、MV)風の映像は、元々のMVに瓜ふたつ。松崎さんは「完コピです」と絶賛します。

またタロンの歌声について、高橋さんが「歌のうまさはもちろん、楽曲の理解や愛情が深い。あっぱれですよね」と感服すると、演技面について松崎さんは「内面性をつくれば本人に見える役づくりは本当にすごい」と讃えました。

その後も「ロケットマン」談義は続き、最後にたかみなは「エルトン自身のことは正直あまり知らなかった。でも今では名曲の数々が新しく聴こえる。すごく彼のことが好きになった」と熱心に語っていました。


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【番組概要】
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:高橋みなみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/korenani
番組SNS:
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