山口県の大学等進学率、初の5割超…公立高卒業者の進路調査
2024年9月17日(火)10時45分 リセマム
令和6年(2024年)3月公立高等学校等卒業者進路状況調査は、山口県内の公立高等学校と県立中等教育学校48校7分校を2024年3月に卒業した生徒の進路状況について、2024年5月1日現在で取りまとめたもの。
2024年3月の卒業者総数(全日制・定時制)は、前年比416人減の6,581人。このうち、大学等進学者は前年比45人減の3,379人。卒業者総数に占める大学等進学率は前年比2.4ポイント増の51.3%と上昇し、初めて5割を超えた。専修学校等進学者は1,247人(構成比18.9%)、就職者は1,801人(構成比27.4%)であった。
大学等進学者の内訳は、国立大学27.1%、公立大学18.9%、私立大学46.0%、国公立短期大学0.3%、私立短期大学5.9%、高等学校専攻科1.6%など。学部系統別に大学の進学状況をみると、「社会科学(商学・経済学)」19.1%がもっとも多く、「工学」18.0%、「人文科学」11.1%、「教育」9.0%と続いた。このうち、「工学」の割合は前年比3.1ポイント増と大きく上昇した。
大学の所在地別では、「山口県」31.1%、「福岡県」17.0%、「広島県」14.5%。山口県内への進学は、前年と比較して3.7ポイント増加した。大学の地域ブロック別では、「中国」50.9%、「九州」21.8%、「近畿」15.3%、「関東」8.7%の順に多かった。
一方、短期大学の所在地別では「山口県」が53.8%を占め、「福岡県」19.7%、「広島県」12.0%と続いた。前年と比べると、山口県と広島県の2県への進学が減少し、福岡県への進学が3.0ポイント上昇した。短期大学の地域ブロック別では、「中国」が69.2%を占めている。