高校生からの知名度が高い大学・中四国…東大1位、岡大は?
2024年9月18日(水)11時15分 リセマム
リクルート進学総研は、高校生の大学選びの動向を明らかにするため、2008年から「進学ブランド力調査」を実施。2024年度より調査手法を一部変更し、全国を7エリアに分けて、2025年3月卒業予定の高校3年生に対象に、インターネット調査を実施した。調査期間は、2024年4月2日〜30日(関東甲信越と東北は4月1日から)。有効回答数は1万4,758人。
中四国エリアの高校生が選ぶ「知名度が高い大学」は、1位「東京大学」(知名度98.3%)、2位「早稲田大学」(同96.9%)、3位「青山学院大学」(同96.0%)、4位「岡山大学」(同95.0%)、5位「広島大学」(同94.8%)、6位「神戸大学」(同93.8%)、7位「明治大学」(同93.2%)、8位「慶應義塾大学」(同92.4%)、9位「関西大学」と「京都大学」(同、各90.9%)。関東圏の大学が10校中5校、関西圏の大学が10校中3校を占める結果となった。
中四国エリアに絞ってみると、トップは「岡山大学(4位)」、ついで「広島大学(5位)」、「愛媛大学(16位)」、「ノートルダム清心女子大学(18位)」、「山口大学(20位)」で、上位20校中5校にとどまった。岡山大学は、2024年で創設75年を迎える新制国立大学。現在は、10学部7研究科1プログラム4研究所をはじめ、大学病院や附属学校園を設置。2012年度から全国の国立大学に先駆けて開始した国際バカロレア(IB)入試には、2024年4月1日時点で16都道府県・海外21か国から計143名(2012〜2024)のIB生が入学している。
一方、中四国エリアの大学で唯一の私大としてランクインした「ノートルダム清心女子大学」は、岡山県岡山市にキャンパスを構えるカトリック系の私立大学。中四国初の4年制女子大学として1949年に開設され、現在は、大学4学部8学科、大学院2研究科博士後期課程3専攻、修士・博士前期課程6専攻を有する。キャンパス南東部には地上7階建ての新学棟「トリニティホール」が3月に完成。4月に誕生した「情報デザイン学部」には専用スペースを設け、3Dプリンターやレーザー加工機など最新デジタル機器を導入。登録有形文化財であるノートルダムホール本館・東棟のシンプルで機能的な美しさを受け継ぎつつ、情報化に対応した新しい施設・設備を整えている。
◆進学ブランド力調査2024
中四国「知名度が高い大学」
1位「東京大学」98.3%
2位「早稲田大学」96.9%
3位「青山学院大学」96.0%
4位「岡山大学」95.0%
5位「広島大学」94.8%
6位「神戸大学」93.8%
7位「明治大学」93.2%
8位「慶應義塾大学」92.4%
9位「関西大学」「京都大学」90.9%