たばこのニオイは雑念の引き金

2022年9月19日(月)20時30分 ココカラネクスト

立場をわきまえる時代

 たばこのニオイは不快なのです。

 仕事の合間の休憩時間から帰ってきた従業員。たばこのニオイは口臭を防ぐタブレットでも隠せないのです。たばこを吸わない人は分かるのです。あの臭いが・・・。「香り」なんて言葉で表せません。だって艶やかで良い匂いと思えないから。

 火の点いたたばこの先から漂うけむりを吸うことだけが、受動喫煙ではないのです!

 たばこのけむりに乗って、有害な成分が髪の毛や衣服に纏わり付いている。これをサードハンズスモークと言い、列記とした受動喫煙となるのです!(※)

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 前職時代、こんなことがありました。

 お昼時に訪問先で知り合いの営業マンと出くわしました。「あれ!久しぶりだね。お元気でしたか?」お互い照れ笑いしながら再会したのはよかった。だけど彼氏からラーメンのニオイがした。どこかのラーメン屋で昼飯を食べたのでしょう。鶏ガラのニオイが鼻を突いた。黙っていたけど、真剣な仕事の話しは上の空。ただただ終始ラーメンのにおいに気を取られていました。それから幾日が経って、その彼と別の場所でバッタリ。今度は駅の立ち食いソバを想起させる、かつおだしと醤油のにおいを連れて来た。「たっぷりと刻みネギをトッピングした天ぷらそばでも食して来たのだろう。

 残念だけど、この人との話しには集中できそうもない!?」やっぱりうんざりしてしまいました。けど「同業者からの情報共有はたいせつ。強い味方になってくれる場合だってある。だから会話の最中は我慢すべきだ。」と気持ちを切り替えた。笑い話みたいですけど、前向きに会話するには巧みな話術や内容はたいせつです。その他に話している相手の気を逸らしてしまう要因があると、改めて気が付いた。結構たいせつなことですよね。

 たばこのニオイだって同じことです。

 黙っているけど、たばこを吸わない人にとってたばこのニオイが気になってしまうのです。中には気分が悪くなる人だっている。仕事に支障を来す場合もあるということを知って欲しいのです。Harassment=人を悩ますことはいろいろあります。喫煙者の方々、「Smell Harassment(スメハラ);においのハラスメント」で少しずつ人との接点が減っていくかも知れませんよ。

 医療従事者のみならず、医療機器や医薬品などを取り扱う、健康産業の業者も気を付けた方がよいですね。医療現場に携わっているスタッフの間では、喫煙が健康を害する元凶とも言える知識が、より深く定着しています。

 介護現場に身を置いてみるとよくわかるのですが、今後介護施設内に於いて、医療に関する様々な要素を取り入れる傾向が強くなるでしょう。

 たばこのニオイを漂わせながら施設に出入りすると、面会する人たちに喫煙者だと感付かれます。健康志向が強い昨今、不健康な行動は、決して好印象を与えません。自分自身だけでなく、所属している会社にも汚名が注がれてしまいます。

 自分が置かれている立場を顧みる。そして令和とは喫煙習慣(嗜好の選択)を見直す時代なのだと思うのです。

【参考】
(※)健検テキスト増補改訂版 喫煙は、最大の死亡要因

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

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