「お忙しい」は忌み言葉? TV番組紹介の冠婚葬祭NGワードに国語辞典編さん者「トンデモマナーの類では」

9月20日(金)17時43分 BIGLOBEニュース編集部

画像はテレビ東京のホームページスクリーンショット

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「お忙しい」や「ご多忙」という言葉を葬儀で使うのは相応しくないとTV番組で紹介されたことに、国語辞典編さん者の飯間浩明氏が疑問を呈している。


テレビ東京で9月18日に放送されたバラエティ番組「あなたの日本語大丈夫?笑われるニホン語」では、葬儀で使う正しい言葉をクイズ形式で紹介した。その中で、「喪主から参列者への挨拶 正しいのは?」という問いを出題。「本日は お忙しい中 父のために ありがとうございます」は不正解で、「ご多用の中 父のために ありがとうございます」が正解とした。番組では、「忙」には「亡」が含まれるため不幸を連想させる“忌み言葉”であり、冠婚葬祭のNGワードだと解説した。


この放送内容に、Twitterでは「初めて知りました」といった声が上がり、「三省堂国語辞典」編集委員を務める飯間氏も反応。飯間氏は、「不勉強でそんな話は聞いたことがない」として、「最近のトンデモマナーの類ではないかと疑っています。『お忙しい』がだめなら『望み』『忘れました』もだめだし、『荒井』さんは出禁になっちゃう。言い出した人は誰でしょうか」と疑問を呈した。


また、「忙しい」という字については、「『心を亡くす(から余裕を持て)』という教えはありますが、これは『信じる者は儲かる』などと同様の民間字源説で、忌みことばとは微妙に違います」と解説。これが「それがトンデモルール化され、テレビで『喪主挨拶で、お忙しい・ご多忙はNG』などと放送されるに至ったということでしょう」と推測している。


このほか番組では、「香典袋を渡す時の正しい言葉は?」の正解は「お納めください」で、より相応しいのは「ご霊前にお供え下さい」と説明。「故人の顔を見たくない時 失礼にならない断り方は?」の正解は「お別れがつらくなるので」「お顔を見るのは辛すぎます」、「高齢で亡くなった故人を偲ぶ時の言葉は?」の正解は、「まだまだご活躍されたのに惜しいですね」「もっと長生きしてほしかったです」と紹介した。


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