刺身もTKGもコレ1本でOK! キャンプにも超便利な「山田の醤油」を使ってみた

2021年9月20日(月)10時49分 食楽web


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 キャンプとお酒、食べることが大好きな筆者。キャンプではそんなに凝った料理は作りませんが、塩コショウと醤油はなくてはならない調味料です。

 ちなみに塩コショウは万能スパイス調味料などで変化を付けることができますが、醤油はごく一般的な製品のミニサイズ一択。そんな矢先、「このお醤油じゃないとダメ」、「いろいろな県の醤油を試したが、コレに勝てる醤油はない」など、大絶賛されている万能醤油があるという噂を耳にしました。

 その名は「山田の醤油」。三陸海岸のほぼ中央、岩手県山田町に大正時代から伝わる醤油で、醸造所が内陸に位置し震災時の津波被害を免れ生産を継続できたため、全国から訪れた大勢のボランティアがこの醤油をお土産として購入したそう。その美味しさが口コミでじわじわ広まっているらしいのです。

 持ち出しに便利なミニボトルまであるそうで、キャンプに使えるとふんだ筆者、早速取り寄せてみました。

小分けの手間がいらないミニボトルがアウトドア向き!


市販されているたいていの調味料ケースに収まりそう

 ちょうどいいサイズの容器がなかったり、移すときにこぼしたり、調味料を小分けにするのって結構面倒ですよね。

 その点、「山田の醤油」のミニボトル(110ml入り)は、ポケットにも収まるコンパクトサイズ。ボトルの高さは約12.5cmで、筆者愛用の調味料ケースに入れてみたところシンデレラフィット! これはうれしいポイントです。

 調味料専用ケースがなくても、小ぶりのカゴやプラスチックボックスなど高さが合うものなら十分です。では早速、いろんな料理に使っていきましょう。

「山田の醤油」は刺身によく合う! 魚の旨味を引き立てる秘訣とは?


淡泊な魚も「山田の醤油」で美味しさがぐっと引き立つ

 テント設営を終え、冷たいビールとともにまず用意したのは「刺身」。豊富な水揚げを誇る海の町・山田で生まれたこの醤油はお刺身によく合い、とりわけ白身魚やイカなどとの相性が抜群なんだそう。

 調達した白身魚の盛り合わせを一枚、シェラカップに入れた「山田の醤油」に付けていただきます。これは旨い! ほんのり甘く、コクと旨味のある醤油が、淡泊な白身魚の美味しさを上手に引き立てています。

 一般的な醤油で食べるお刺身は、醤油の角(かど)が際立ち過ぎると感じていたので、甘くまろやかな「山田の醤油」はお刺身のマスト醤油になりそうです。

味のバランスが絶妙!「スペアリブと大根の煮込み」


長時間煮ることで肉の下茹でやスジ切りなどの下処理をしなくても十分柔らかい!

 肉じゃがなどの煮物の味もコレ1本で決まるという謳い文句の「山田の醤油」。そこで、ちょっと豪快な和風煮込みに挑戦しようと思いついたのが、「スペアリブと大根の煮込み」です。

 サラダ油をひいた鍋にスペアリブ(なければ豚バラブロックでもOK)を入れ、中火〜強火で表裏・側面に軽く焼き目をつけます。そこに皮をむいて大き目に切った大根を加え、水、「山田の醤油」(水の量に対して10%程度)、骨付き肉のくさみ取りにチューブのすりおろし生姜と日本酒を少々。蓋をして弱火で40〜50分煮込めば完成です。

 コトコト煮込むことでスペアリブはホロホロ、大根も味が染みて艶々に。甘めの醤油ベースの味は万人に好まれる風味で、2日目の大根の味の染み具合もたまりません。お肉の柔らかさ加減はお好みで、煮込み時間を長くしても美味しくいただけますよ。

卵かけごはんにかけたら、お代わりしたくなる旨さだった!


卵かけごはんにかけると、ほんのりした甘い香りが広がる

 撤収日の朝ごはんは、できるだけシンプルな方が何かと楽。炊くか温めるかしたごはんに卵を落とし、するするっと食べられる卵かけごはんは、キャンプの朝にぴったりです。

 少しくぼみをつけたごはんの中央めがけて黄身を落とし、淡白な白身が広がったところで、ちょっと甘めの「山田の醤油」をひと回し。濃厚な黄身をほぐしながら口に運べば、甘めの醤油のコクと旨味が混ざり合い、ごはんが無限に食べられそうなほど旨い!

 ちなみに、目玉焼きにもかけても実によく合いました。だし巻き卵の味付けにも使えるそうで、ぜひ試してみたいです。


卵かけごはん(TKG)とサラダはパパッと済ませたい朝ごはんにぴったり

 せっかくなので、「山田の醤油」に酢とレモンのハーモニーを効かせた「山田のレモぽん」(110ml入り)も使ってみました。酢にはオタフクソース社がもともと醸造していた「まろやかお多福酢」、レモンは愛媛・中島で無農薬栽培している「蛇寅レモン」を中心とする瀬戸内レモンを使うなど、素材にもこだわっています。

 焼き魚や大根おろし、しゃぶしゃぶ、蒸しガキ、炒め物など何にでも合うポン酢醤油ですが、キャンプではシンプルなグリーンサラダのドレッシングとして味わいました。程よい酸味とやさしい甘さで、野菜がとっても美味しくみずみずしく感じます。「市販のポン酢醤油は風味がきつくてちょっと苦手」という人にもぴったりですね。

ガッツリ系のメニューにもってこい! 「豚丼のたれ」がかなり使える


甘辛味をまとった豚肉の照りと香りもたまらない!

 水産業が盛んな山田町ですが三元豚の飼養も行われているそうで、「豚丼を町の新名物にしよう」と開発されたのがこちらの「豚丼のたれ」(135ml入り)。豚肉と一緒に炒めるだけで、あっという間に豚丼の具が作れてしまう万能だれです。

 ササッと作れる豚丼は、キャンプで体を動かした後の空腹を即座に満たしてくれるガッツリメニュー。白いご飯にからむ甘辛味が美味しくて、満足感がありますよね。


フリーザーバッグに材料を入れて漬け込んで持参すれば、到着してからが楽ちん

 現地では食材の下ごしらえを極力したくない、基本ずぼらキャンパーの筆者。この日もあらかじめカットした豚肉とカットした玉ネギに、「豚丼のたれ」を適量絡めてクーラーボックスに入れて持参しました。こうすることで味がしっかりついて時短にもなります。

 豚肉の部位は、豚丼に合う脂身多めの肩ロース肉をチョイス。焼くと縮むので、少し大きめにカットにしておくと見栄えがしていいかもしれません。


たれの甘辛い香り、ジュージュー焼ける音が食欲をそそる

 熱したスキレットに適量の油をなじませ、豚肉と玉ネギを強火で炒めます。肉に火が通ったら漬け込みだれを加え、焦がさないように煮詰め、豚肉に照りが出たらご飯の上に盛りつければできあがり。

 ちょっと濃いめの味が豚肉によく絡み、玉ネギもアクセントになってたまらなく美味! コクがあるのにあっさりとした甘さで白いご飯が進む、進む。ちなみにこのたれ、すき焼きの割下やカツ丼などのたれとしても重宝するそうです。

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 今回は手軽なミニボトル3品をキャンプで使いましたが、これらを販売する『びはんコーポレーション』では、自宅使いに適した大きめサイズや、肉専用に特化した「プレミアム山田の醤油」も販売中。この美味しさと手軽さ、ぜひ実感してみてください。

(撮影・文◎池田実香)

●びはんコーポレーション

https://yamadabihan.jp/

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