女性が語るブラック企業体験談「朝礼中に男性上司が手を繋いできた」「女は結婚や出産で管理しにくいから男が良かった」

2019年9月27日(金)18時10分 キャリコネニュース

「女だから」というだけで、仕事上のハンディキャップを背負うことがある。現にキャリコネニュース読者からも、

「『女は結婚や出産で管理しにくいから、男が良かったんですけどね』と上司が取引先の人に言っていた」(20代女性、クリエイティブ職)

といった声が寄せられている。今回は女性から寄せられたブラック企業の体験談を紹介する。販売・サービス職の20代女性は過去に在籍した、セクハラとパワハラが横行する会社での一幕を明かした。

「朝礼中に男の上司に手を繋がれ、お尻を触られ、性交渉を迫られた挙句、『どんな下着をつけてるの』と聞かれました」

ほかにも、別部署の先輩から大声で悪口、嫌味を言われる、使うと分かっているものをしまわれるといったこともされていた。ほかの従業員についても「殴られたり、怒鳴られたり、サービス残業を強要されていました」という。

女性はそれらすべてを上長に相談したが、無視されたという。おまけに給料は4年間で1度も上がらず、やることばかりが増える日々。あまりに腹が立ち、鬱の症状もでたことで転職に踏み切った。しかし、

「辞めるときも『退職日は会社の指示に従え』と言われたので、断って社内規定通りの退職日で退職しましたが、すごく冷たくされて気まずかった」

と綴った。

社長「がんばってしつけなければ」新人にダメ出し連発、スタッフのいじめも見て見ぬふり

技術職の40代女性は、元勤務先で起きたいじめについて警鐘を鳴らした。被害を受けたのは、新しく入社してきた若い事務員だ。

「社長本人曰く『がんばってしつけなければ』と思ったそうだ。一挙一動にダメ出し。はたから見たらイジメ。それを見たほかのスタッフもいじめだした。教えてないのに、陰で『あの子、書類の並べ方間違ってる。クスクス』と社長の目の前でやり、社長は見て見ぬふり」

数か月後、新人を他店に移動させたが、その理由を社長は「ほかの事務が新事務員をいじめるから」と説明した。あまりにも社長の不可解な発言に女性は「『いや、ちがうだろ。お前が元凶だろ』と思いました」と胸の内を明かす。

「今どきの教育現場では『見ている人もいじめをしているのと同じ』と教えるらしいです。それなら私もいじめていたのと一緒ってことですよね。学校なら教師や教育員会に訴えるでしょうが、社長がやっているのを見た場合はどこに言えばいいのでしょうか?」

「行きたくもないコンサートに連れていかれたときには、『労ってやった』と言われました」」

管理・事務職の40代女性は、「最低だった」という以前の会社での嫌がらせを綴った。上司から24時間いつでもLINEが送られてくるのだが、その内容は社員の愚痴がほとんどだったという。健康診断も「受けさせてやっている」という態度を取られ、御礼を言わないと怒られた。

「有休をとっても6時間勤務。出社しないと『来ないの?』と言われるのです。行きたくもないコンサートに連れていかれたときには、『労ってやった』と言われました」

キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」と「年収を上げるためにやったこと」に関するアンケートを募集をしています。


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