「バスのタイヤの真上の席を、目の不自由な人に譲るのは適切?悩んでいると、知らない人に引きずり降ろされ...」(埼玉県・30代女性)

2021年9月27日(月)11時0分 Jタウンネット

高齢者や障害のある人、妊婦さんなどがバスや電車に乗ってきたとき、咄嗟に席を譲るかどうか悩んでしまった経験はないだろうか。

もしかしたらすぐに降りるかもしれないし、断られるかもしれない——。そんな思いがよぎることもあるだろう。

埼玉県在住のR子さんは、目の不自由な人に座席を譲るべきか悩んでいたところ、思いもよらぬ怖くて嫌な体験をしたという。

それは、R子さんがバス通学をしていた中学生のころ。主要駅のひとつ手前の停留所から、毎朝バスに乗っていた。

ふわふわとしたバスの乗り心地が味わえることから、運転手の左後ろの、タイヤのすぐ上にある、他より3段ほど高くなった席がR子さんのお気に入り。

しかしそこに座ったことが原因で......。

「そこ!退け!この方に代われ!」

ある日、バスに乗り込むと運転手さんの左後ろの席が空いていました。その席がお気に入りの私は迷わずそこに座り、本を読んでいました。

主要駅に着くと、たくさんの客が乗り込んできます。その中に、目の不自由なお爺さんがいました。それに気づいた私は、すぐに席を譲ろうと思いました。

ですが、私は高い座席にいたので段差を登らせることになるし、この席は他よりも揺れます。そんな席を目の不自由な方に譲ることが本当に助けになるのか、わかりませんでした。

モヤモヤした気持ちで悩んでいると、突然背後から

「おい!」

と大きな声がしました。

ビックリして振り返ると、50代くらいの男性が私に向かって怒鳴っているのです。

男性は、

「そこ!退け!この方に代われ!」

と、あの目の不自由なお爺さんを連れて怒鳴ってきました。

私は自分の中で考えていたことと、大人の男性に怒鳴られた怖さが混ざり、体が動かなくなりました。男性は、そんな私の肩を掴み、座席から引きずり降ろします。そしてお爺さんに笑顔で

「こちらへどうぞ」

と誘導し、誇らしげに笑っていました。

降りる前、再び男性が大声で私を...

私は人前で晒し者になった様な気持ちで落ちた本やカバンを拾い、降車ドアの前で泣きそうになりながら学校に着くのを待ちました。

すると学校に着く手前で先ほどの男性がまた大声で私を呼びます。

見ると、男性は最後列に悠々と座っていました。そして

「さっきはごめんな!」

と言い、バスを降りていきました。

私は、色々言いたい気持ちになりましたが怖くて全て飲み込みました。

この男性にとっては笑い話でも、中学生の私にトラウマを植え付けるには十分な出来事で、このあと私は男性恐怖症になってしまいました。

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