プロが推薦! 女性にさりげなく勧めると喜ばれる「お酒&カクテル」5選

2019年9月27日(金)12時0分 食楽web


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「バーに行ってみたいけれど、1人はちょっと」とか、「甘いお酒が好きだけれど、種類をよく知らない」と思っている女子、結構います。カクテルは好きでも、1人でバーに行って飲むのは気後れする、とか、チャンスがあれば行ってみたいけれど、、、などなど。特に20代〜30代女子にとって、バーは憧れるけれど、まだちょっと敷居が高い、と感じるケースは多いようです。

 そこで、バーの世界を知る大人として、オススメのカクテルをアドバイス。自分の知らない世界を知っている大人って素敵に見えます。カッコよく見えます。意外性、ギャップがあるのも魅力的に感じます。

 という事で、バーに行ったことのない女子(もちろん男子にも)にお勧めすると、喜ばれるカクテル、5種を紹介します。


階段を降りて、そっとドアを開けると…。そこには職人と高く評されるバーテンダーの姿が

 今回おすすめのカクテルを作ってくれるのは、新橋にある『LAND BAR artisan』。知る人ぞ知る、地下にあるカウンター6席の隠れ家。1人で飲むのにはもちろんですが、2人で静かに、穏やかに酒を酌み交わすのにも適した、和やかかつ落ち着いた雰囲気のバーです。


オーナーの伊藤大輔さん。銀座の名店『スタア・バー』から同じ銀座の『ランド・バー』へ。2014年に新橋に移転した

 カクテルの注文の仕方、どうしたらカッコよく決まりますか? と伊藤さんに聞くと「あえて“お任せ”と言うのがいいですよ」とのこと。えっ? カクテルの名前を言える方がカッコいいんじゃないんですか? すると伊藤さん、「バーテンダーにとって、お任せと言われることは根本的に、一番大事なことですから」。

 バーによってそれぞれ個性があり、例えば『LAND BAR artisan』なら、季節の果物などを扱った、しぼりたて、旬を感じるカクテルが楽しめます。そのお店の個性、特徴を知るためにも、“お任せ”で頼むことは大事なことだそうです。なるほど。自分の知識もいいけれど、まずはバーテンダーさんの感性に期待、ですね。
 では早速、おすすめのカクテルをお願いします!

生トマトのフレッシュな味わいを感じる「ブラッディーメアリー」


「ブラッディーメアリー」1500円。カクテルなのに、ヘルシーな美味しさ!

 最初の1杯目は、桃太郎トマトを絞り、ウォッカと合わせて黒胡椒をさっと振った「ブラッディーメアリー」。一口飲むと、いわゆるトマトジュースで割った時のドロッとした濃厚さはなく、サラダのような、軽やかでフレッシュなトマトの味わいを感じます。「外国からのお客様の中には、トマトの味がする、と喜ばれる方もいらっしゃいますね」と伊藤さん。生トマトならではの澄んだ味、と言うのでしょうか。ウォッカだからアルコール度数は高め。だけど、思わずゴクゴク飲みたくなる美味しさです。

すっきりと喉越しを楽しむ「ジントニック」


「ジントニック」1500円。ジン2種をミックスしている

 続いて出てきたのはジントニック。ジンをトニックウォーターで単に割っただけではなく、「No.3 ロンドンドライ・ジン」と、ドイツの「モンキー 47 ドライジン」、2種類のジンをミックス。辛さではなく、カルダモン、シナモンなどのスパイスを舌に感じるのと同時に、フローラルや柑橘系、新緑のような香りが、口から鼻に抜けていきます。とても爽やかで、透明なのに複雑な美味しさを感じるカクテル。男女関係なく、一度飲んだら好きになりそうな味わいです。

トロリとした口当たりと濃厚な甘味にうっとりする「ルシアン」


「ルシアン」1000円。カルーアとウォッカのみ、だから濃厚な香りと味わい

 今度は琥珀色のカクテル。一口飲むと、トロッとしていて甘い。これは?「コーヒーリキュールのカルーアと、ウォッカで作る「ルシアン」です。ねっとりとしたカルーアの持つ力強さを感じられますよ」とのこと。炭酸や水などでのばしていないため、少しずつ、ゆっくりと味わうのがおすすめです。

 ちなみにウォッカは、ポーランドの「ソビエスキー・ウォッカ」。アメリカ最大の酒類コンテストのひとつ「ベヴァレッジ・テイスティング・インスティテュート」でNo.1を受賞したことのある、高い評価のウォッカです。

世界初のヴェルモットと呼ばれる「プント・イ・メス」を


「ジンアンドイット」1500円。バカラのアンティークグラスで

 ルシアンに比べて赤褐色。カッティングが美しいグラスで出てきたのは「ジンアンドイット」。イタリア、トリノのヴェルモットを「No.3 ロンドンドライ・ジン」と合わせたものです。「マティーニの原型と言えるカクテルですね」と伊藤さん。「プント・イ・メス」は、1786年にイタリアのトリノで生まれた、世界初のベルモットと呼ばれるお酒。苦味の強いスイートベルモットをジンと合わせることで、華やかな味わいが生まれます。これもゆっくり、じっくり味わうのがおすすめです。

月面旅行に想いを馳せて「スカイボール」


「スカイボール」1500円。1960年代のアメリカで生まれたお酒

 1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功してから今年で50年。「スカイボール」は、60年代後半のアメリカで生まれた、宇宙をイメージしたカクテルです。レシピはウォッカ、トニックウォーター、レモンスライス、氷。そして、銅製のマグカップで飲むのが正しいスタイル。『LAND BAR artisan』では、スミノフ製、オリジナルの銅製マグカップで飲むことができます。銅のマグカップならではの口当たり、キリッとした冷たさも味の一つ。宇宙や、60年代の勢いのあったアメリカを想像しつつ、飲むのも楽しいかもしれません。


順番はあくまでも自由に。その日の気分で、または卓上にある果物や野菜を見て

「美味しい果物や野菜など『農家さんの仕事』と、いいお酒を真剣に合わせていくのが私の使命だと思っています」と語る伊藤さん。野菜や果物はしぼりたてにこだわり、素材の良さ、味の違いをわかってもらえるように作っているとのこと。カウンターには常に旬の野菜や果物が置いてあるので、それを見て、カクテルをお任せするのもいいですね。

 昔はアンティークのグラスを扱っていたそうですが、震災をきっかけに国産品を使うと決意。今は江戸切子や国内メーカーのグラスが中心です。「日本のものづくりを拡散していく、地域の応援をしていきたいと思っています」(伊藤さん)。

 昼14時から営業、6席だけのこじんまりとしたお店。だからこそ、完璧な状態で出される、美しさと美味しさを兼ね備えた、職人の技を実感できるカクテル。バー初体験の人も、カクテルに興味がある人も、きっとその洗練された美味しさに、感動してくれること間違いなしですよ。

●SHOP INFO

店名:LAND BAR artisan(ランドバー アルチザン)

住:東京都港区新橋3-15-6 村上ビルB1F
TEL:03-3433-4322
営:14:00〜00:00(L.O.)
休:日曜

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