天井に見知らぬ足跡… 幽霊が引っ越してきた!? 怪奇現象に一家騒然

2023年9月26日(火)7時0分 tocana

 天井を歩く空き巣に入られたのか——。何の異常も見られない家から外出した夫妻が夜に帰宅すると、リビングルームの天井に足跡がくっきりと残されていたのだ。


謎の“天井の足跡”を帰宅後に発見

 中国北西部の寧夏回族自治区・呉忠市に暮らすリュウさん夫妻は先日、午後に外出して夜に帰宅すると、出る前には何も変わるところのなかったリビングルームの天井が黒ずんだ足跡で汚されていることに気づいて戦慄した。まさか空き巣が天井を歩いたのだろうか。


 ショックを受けつつも家の中を確認した夫妻だったが、荒らされたり物色されたりした形跡はなく、盗まれたものは何もなかった。空き巣に入られたわけではないようだった。


 ではいったいこの足跡をつけたのは誰なのか。


 リュウさん夫妻はその日は一晩中寝室で怯えていたというが、夜が明けてリビングルームに来て確認したところ足跡はまだ残っていた。


 困惑するしかないリュウさんは、ひとまず天井の様子をスマホで動画撮影し、SNSで共有することにした。多くの人々に知られることで何かがわかるかもしれないと思ったのだ。


 リュウさんはその動画を中国版のTikTokであるDouyinで共有し、下記のキャプションをつけた。


「これは科学で説明できるでしょうか? 家に帰ったときに突然現れていました。私たちの家は10年以上前にリフォームしましたが、それまでこれらは存在していませんでした。かなり不安を感じてます」


 するとさっそくユーザーからコメントが書き込まれた。


「zyx」というタイトルのユーザーは「邪悪な幽霊がやって来ました。この答えに満足していますか?」とコメントした。


「Qian Qiao」というタイトルの別のユーザーは「前の所有者が戻ってきたに違いない」と不気味な指摘をした。


 ユーザーの「Brother Peng」氏は「この理由として唯一説明できるのは、天井が設置される前に足跡が刻まれたということだ。基本的には見えなかったのに、結露や煙などで見えるようになったのではないか?」と述べた。


 しかしこの書き込みにリュウさんは「決してそうではない」と返答した。


 最後のユーザー「Dd_Bb」は「もう1つの科学的説明は、天井の虫を殺すために靴を履いた子供が家に隠れている場合だろう」と冗談めいて指摘した。


 いろんな見解が書き込まれたのだが、何らかの化学的条件が満たされてこの足跡が浮き上がったのだとしても、内装リフォームの10年目にして初めて出現したのはかなり不可解である。とすればやはり超常現象や心霊現象なのだろうか。



“幽霊”が引っ越してきた!?

 この不可解な“天井の足跡”を報じた「北京青年報」にはその直前に起こった気になる不動産関連の出来事についても報じている。


 そのニュースとは、江蘇省蘇州市呉中区で競売にかけられた“事故物件”について、裁判所が物件の中で24時間以上のライブストリーミングを行うことを報じたものであった。


 いったいどういうことなのか。実はこの物件の前の所有者が部屋で練炭自殺を図っており、買い手のつかない“事故物件”になっていたのだが、裁判所はこの物件に幽霊が出ないことを証明するために男性を雇って物件内でライブストリーミング配信を行うことにしたのである。


 裁判官と男性がアパートを紹介したライブ配信は4万人以上が視聴し、男性が部屋でトレーニングをしたり食事をしたり睡眠をとっている様子が流された。もちろん“幽霊”があらわれることはなく配信は終了した。


 裁判所の思惑に反し残念ながら視聴者は誰も入札しなかったというが、後日再度競売にかけられるということだ。


 ひょっとすると“幽霊”はここからリュウさん宅に引っ越したのだろうか。しかしそもそも幽霊が靴を履くのだろうか。今のところ謎は保留のままである。


参考:「Anomalien.com」「Mirror」ほか

tocana

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