片岡愛之助、前田旺志郎&醍醐虎汰朗の父親役「3人のシングルマザー」に出演
2020年9月28日(月)12時40分 シネマカフェ
木村さん演じる水川早苗が主人公となる「東大とグリーンカレー」は、2人の息子を東京大学合格へと導いたシングルマザーの物語。早苗の最愛の夫、水川幸太(みずかわ・こうた)を愛之助さんが演じ、木村さんとは初共演。
自身の余命を知りながら、残していく妻と子どものために準備をして気丈に振る舞う父親役だ。「半沢直樹」で自分の仕事への信念を貫く男性を演じた愛之助さんが、最期の瞬間まで家族への愛を貫く男性を演じる姿は、今作でも視聴者の心を揺さぶるだろう。
そして幸太の死後から9年後、一念発起して東大を目指す長男・水川亮太(みずかわ・りょうた)を、幼少の頃より兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」としてお茶の間の人気を集め、現在は俳優として幅広く活動、今年は舞台「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」で初主演を務めた前田さんが演じる。
そんな兄に影響を受けて東大を目指す次男・水川翔太(みずかわ・しょうた)役には、映画『天気の子』で主人公・森嶋帆高の声を演じて注目を浴び、連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」や映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』など話題作への出演が続く醍醐さんが起用された。
愛之助さんは、「妻と、これからの成長が楽しみな二人の息子たちを置いて逝ってしまう父親というのはどんな心境だったろうと、考えても想像つかない境地でした。きっと悔しいだろうし、とても悲しいだろうと。それでも幸太は家族の未来を考えて最期まで生きたと思いますし、それを意識して演じました」と役作りについてコメント。
木村さんとの初共演を「リビングでグリーンカレーを食べながら一家団欒というシーンが最初の撮影でしたが、初共演とは思えないくらい打ち解けてすぐに夫婦になることができた」と語り、「僕のアドリブにもお付き合いいただいたり、多江さんは現場を明るくしてくれるすてきな早苗でした」とふり返っている。
「東大とグリーンカレー」あらすじ
水川早苗は、最愛の夫・幸太を病気で亡くした後、女手ひとつで2人の息子を育てている。最期まで家族に尽くしてくれた幸太を思い、「子供がやりたいことは全部かなえたい」とコンビニエンスストアでパート勤務をしながら多忙な毎日を過ごす早苗。
そんなある日、高校1年生の長男・亮太の三者面談で「欠席が多く、志望する大学合格は厳しい」と担任から告げられてしまう。早朝から夜まで働きづめの早苗は知らなかったのだ。落ち込む早苗を気遣う次男・翔太。一方で、母を失望させた自分自身にいら立ちを募らせた亮太は家の壁を殴り、穴を開けてしまう。夫を亡くした時に、自分が息子たちを守ると誓ったのに…と打ちのめされる早苗。険悪な水川家だが、亮太が母・早苗に宛てた1通の手紙によって大きく変わろうとしていた——。
「3人のシングルマザー〜すてきな人生逆転物語〜」は10月1日(木)21時〜フジテレビにて放送。