CoCo壱番屋の現役店長が教える! 絶対ウマい「最強カスタムカレー」3選

2023年9月29日(金)10時48分 食楽web


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●『カレーハウスCoCo壱番屋』在籍10年以上の店長がガチで選んだおすすめカスタムカレー3品を紹介

 国内に1250店舗以上(※23年9月末現在・グループ店舗を含む)、また国外でも12の国・地域に200店舗以上を展開するなど、今や世界中にその名を轟かせている『カレーハウスCoCo壱番屋』。スタンダードメニューから季節限定メニュー、地域限定メニュー、そして多彩なトッピングと、種類豊富なカレーを楽しめることで大人気を博しているカレーチェーン店です。

 カスタムできるカレーの数は、トッピングを組み合わせると何と約12億通りにもなるんだとか! あまりの種類の多さに圧倒されてしまいますが、やはりそれだけ数が多いとなると何を頼むのが正解なのかわからなくなりますよね。そこで今回は、『カレーハウスCoCo壱番屋』勤務歴10年以上のベテラン店長がオススメするカスタムカレー3品を紹介。お客さんだけでなく、お店の人が認める“ガチで旨いカスタム”を加えたカレーはどれほどの美味しさなのか? 実食にてしっかり確認してみたいと思います。なお、辛さと食後の満腹度にバラつきが出ないよう、辛さは「普通」、ライスの量は「基本(300g)」で臨みますので、予めご了承くださいませ。

牛と鶏の旨みが見事に調和した「ビーフカレー(チキンにこみ+チーズ)」


1226円(ビーフカレー718円+チキンにこみ266円+チーズ242円/税込)

 1皿目は「ビーフカレー+チキンにこみ+チーズ」です!

 店長さん曰く「古参のココイチファンはビーフカレーをセレクトする人が多いです。少し前ですが、TVでココイチの工場を紹介した時にも工場長のイチオシでビーフカレーが紹介されていました。さらに現場の人間も『ビーフが旨い』という人が多いですね」とのこと。

 ビーフカレーとチーズはともかくとして、「チキンにこみ」はトッピングの選択肢に入れたことがなく、筆者にとってはココイチでの初のオーダーに。正直なところ、味の想像が付きません…。タッチパネルで注文を済ませて待つこと数分、店員さんがカレーを運んできました。カレールーの中に白い筋がいっぱい入っています。

 ではさっそくスプーンですくって、具とルーだけをパク。ああなるほど、「にこみチキン」は繊維がほぐれるまで煮込まれた鶏肉が入っているのか。噛むとチキンの旨みがじわ〜っと染み出し、チーズのコクとほのかな酸味、糸引く食感も加わって非常に美味しい! 深みを感じさせるビーフカレーとの組み合わせも抜群です。「にこみチキン」、もう少し早くお前と出会いたかった…いや、オーダーしておくべきだったと、つい独り言を言ってしまったほどのナイスな味わいでした。

●味の感想…… ビーフカレーのルー、にこみチキン、チーズと、それぞれが持つ旨みとコクが一体となることで美味しさがワンランクもツーランクもアップ。飽きることなく何度でも食べたくなる味でした。

スパイシーな味で多彩なアクセントが堪らない!「ポークカレー(ソーセージ+ほうれん草+チーズ)」


1112円(ポークカレー591円+ソーセージ2本158円+ハーフほうれん草121円+チーズ242円/税込)

 2皿目のカスタム内容は「ポークカレー+ソーセージ+ほうれん草+チーズ」。

 店長さん曰く「ココイチでは、美味しいカレーをなるべくお待たせしないよう迅速な提供を心がけていますが、その中でも最速で提供できるのがこの組み合わせです。早い店長なら約2分で提供することができ、味も美味しいです。ソーセージもほうれん草も昔から人気のトッピングで、“提供が早くて旨い!”とココイチファンの多くの方から人気のあるメニューです」とのこと。

 ココイチのソーセージは味が濃い目&パリッと焼かれていて旨いのは、知っていましたが、ほうれん草が昔から人気だったというのは、知りませんでした。そもそも合うからこそ長くメニューに居続けているわけですし、店長もオススメのトッピングとして推しているとなれば、チーズも含めてまず間違いのない組み合わせですよね。

 オーダーからカレー到着までの間は約3分。約2分には及ばなかったものの、それでも十分にスピーディーです。ルーがビーフからポークに変わりましたが、やはり旨みとコクの質がしっかり違っています。同じカレーでもビーフの方がどっしりしていて、ポークの方はスパイシーさが際立っている感じです。


パリッと焼かれたソーセージも旨い!

 さて主題のソーセージ+ほうれん草+チーズの組み合わせですが、ソーセージはパリパリの皮、むちむちの肉、カレーがなくてもご飯が進んじゃう塩味&旨みの濃ゆい味わいです。そして筆者初の実食となるほうれん草。柔らかな食感とグリーンでジューシーなほうれん草味が、カレールーの強い味に消されることなく“ちゃんといますよ〜”と存在をアピールしてきます。

 うーん、全然アリだなこれは。チーズもカレールーにマイルドさとさらなるコクをプラスし、びろーんと伸びたところをすするように食べるのがまた美味しい! 肉、葉物、チーズとカテゴリーが完全に異なる食材の組み合わせでしたが、違和感は皆無。思った以上にナイスな味わいでした。

●味の感想……ソーセージの濃い旨みとほうれん草の味、チーズのコクが、ポークカレーのスパイシーな味わいに多彩なアクセントをプラス。スピーディーな提供ができるだけでなく、美味しさも備わったカスタムでした。

山と海の味が詰まった食べ応え抜群の一皿「海の幸カレー(やさい)」


1161円(海の幸カレー(ポーク)911円+やさい250円/税込)

 ラスト3皿目は「海の幸カレー(ポーク)+やさい」!

 店長さんによると「にんじんやじゃがいも玉ねぎなどの“山の幸”である野菜と、アサリ・エビ・イカという“海の幸”の組み合わせが最高です。中でもイカは一度揚げてからルーの中に入れるひと手間をかけており、野菜、海鮮の食感だけでなく、衣のサクッとした食感も合わせて楽しめます。これも昔からの人気メニューです」とのこと。

 筆者の中では、ココイチのカレーで海鮮系といえば「エビにこみカレー」止まり、野菜に関しては先述の「ほうれん草」が野菜系の初トッピングと経験値はほぼ皆無。うーん、知見が広がるなあ(笑)。具材の「やさい」は、ごろっと大きめのじゃがいもとにんじん、スナップエンドウ、玉ねぎの4種類。「海の幸」はイカフライ、アサリのむき身とエビの3種類を確認。チーズは入っていませんが、いろんな具材が入っているおかげかルーにとろみとコクが加わっています。


ゴロゴロっとした野菜がふんだんに入っている

 じゃがいもはホクホク、にんじんは甘味と、カットが大きい分だけ素材の質感がダイレクトに感じられて美味しいです。一方の「海の幸」は、エビも粒が大きめでプリプリの食感で旨みがしっかり、アサリも噛むほどに旨みが広がります。そして驚きはイカフライ。ルーが染みてふにゃっとした部分と若干サクサク感が残った衣、柔らかで強烈な味のイカの身がまあウマいこと! あまりの美味しさに単品イカフライはないのかとタッチパネルで確認、単品220円(税込)で販売しているのを見つけて思わずニンマリです(※エビにこみとアサリも単品アリ)。


驚くほど美味しかったイカフライ

 じゃがいもとにんじんのおかげか、これまでの2皿とは明らかにボリュームのある一杯でしたが、何の苦もなくペロッと完食。これにてミッション完了、ごちそうさまでした!!

●味の感想……大きめにカットされたじゃがいもとにんじんが食べ応え抜群。海鮮具材との組み合わせも、まるで初めからワンセットのような馴染みっぷりです。そして特筆すべきはイカフライ! 旨みたっぷりで食感もナイス。もっと早くお前に出会いたかった…(2回目)。

まとめ


筆者のおすすめトッピングは「チキンにこみ」と「イカフライ」

 筆者にとってチーズとソーセージ以外は初めてのトッピングでしたが、その全てが例外なしでカレーとジャストマッチ。ベテラン店長さんオススメのカスタマイズは、どれも最高に美味しい組み合わせでした。

 公式サイトでトッピングを確認したところ、期間限定のものを含めて現在44種類(ハーフ仕様は含まず)。一度自分の好みに合ったトッピングに巡り合うと、それに固定されて他の品を選ばなくなってしまいがちですが、今回の実食でトッピングの最終的なゴール(チョイス)を決めるのは、一通り食してからにするのがベターということに改めて気付かされました。

 僭越ながら筆者のオススメを記しておきますと、食レポ内でも強く触れた「チキンにこみ」と「イカフライ」。オーダーして損なしの旨さでした。もちろん、店長さんオススメのカスタマイズ3品も味わう価値は大いにアリですので、この機にぜひお近くの『CoCo壱番屋』に足を運んで、カスタマイズが生み出す新たな美味しさに巡り合ってみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

カレーハウスCoCo壱番屋

https://www.ichibanya.co.jp/

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