「リスさんもきてくれそう」「癒されます」 府中市郷土の森博物館の「観覧者数カウンター」にホッコリ

2022年9月30日(金)8時0分 Jタウンネット

東京都内の博物館で目撃された超のどかな光景が、ツイッター上で注目を集めている。

観覧者の数をどんぐりでカウントしようというという試みらしい。真ん中の器にはどんぐりがたくさん入れられていて、左右のトレーにはそれぞれ「大人」「こども」と記されている。案内板にはこう書かれている。

「観覧者数をカウントしています。どんぐりを入れてください」

やってきた人々がどんぐりを「ころん」と入れていく——想像すると、なんともほっこりするカウント方だ。

ツイッターユーザーの「あわこ 」(@awaco_m)さんが「府中市郷土の森博物館、企画展の来場者調査がなんとも牧歌的」というつぶやきと共に投稿したこの写真には、6万件を超える「いいね」が付けられ、こんな声も寄せられている。

「どんぐりが癒されます」
「思いつきが素敵です」
「リスさんもきてくれそうで なんだかほっこりするねぇ〜」
「ジブリ的」
「大人が癒しを求めておる」

いったいどんな状況だったのか? Jタウンネット記者は、投稿者の「あわこ 」さんと府中市郷土の森博物館に話を聞いた。

「おはじき」で数える時もある

東京都府中市にある「府中市郷土の森博物館」は約14万平方メートルの敷地全体で、府中の自然や地形、風土の特徴を表現した施設。博物館本館や江戸時代から昭和初期の建物を移築した「復元建築物」などの建物だけでなく野外を含めた森全体が「郷土の森博物館」だ。

投稿者「あわこ」さんは9月23日、博物館本館1階で行われていた企画展「刀剣展」の出入り口で、「どんぐりの観覧者数カウンター」を見つけた。

「入場前にどんぐりを見掛けた際は、触りたい!と瞬時思いました。どんぐりに触れる機会もない生活を送っていますので」
「3連休初日な事もあってか、ご家族連れ、とりわけ親子3世代で来館されている方が目立っていた印象です。当方の直前に入場されたご家族もどんぐりでのカウンターに協力されていました」(「あわこ 」さん)

郷土の森博物館では、どんぐりで来場者をカウントすることはいつものことなのだろうか?

Jタウンネット記者が電話で取材したところ、同館では「おはじき」や「どんぐり」で観覧者のカウントを行うことがしばしばあるという。ただ、それがいつ頃から行われているかなど、詳細は不明。「刀剣展」もすでに終了しているため、なぜどんぐりを使ったのか、どんぐりが博物館の敷地内で拾われたものなのかも、わからないそうだ。

なぜどんぐりで観覧者をカウントしたのか、は謎のままだった。

でも、府中市が良さそうな街だ、ということだけは、なんとなく分かった気がする。

Jタウンネット

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