東京都…マイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多に
2024年9月30日(月)11時45分 リセマム
東京都は2024年9月26日、2024年第38週(9月16日〜22日)に報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数が70人(1定点あたり2.80人)となり、現行の統計が開始された1999年以来、過去最多となったと発表した。2024年度に報告された患者の90%以上が10代以下であり、特に注意が必要だ。
マイコプラズマ肺炎は、幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で流行し、1年を通してみられ、特に秋冬に増加する傾向がある。従来は、ほぼ4年周期で流行を繰り返しているという。
東京都では、2024年第38週(9月16日〜22日)に、都内25か所の基幹定点医療機関から報告された患者数が70人(1定点あたり2.80人)となり、感染症法が施行され、現行の統計が開始された1999年以来、もっとも高い値となった。
2024年第1週から第38週分までのマイコプラズマ肺炎患者の90%以上が10代以下となっており、年齢別内訳をみると、5〜9歳がもっとも多く46.7%、ついで10〜14歳が22.6%、1〜4歳は21.5%。
マイコプラズマ肺炎の感染経路は、おもに飛沫感染と接触感染。他の細菌性肺炎と比べて軽症で済む人が多いが、まれに重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられるケースもある。2〜3週間の潜伏期間の後、発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れ、咳は初発症状から3〜5日後から始まることが多い。経過に従って徐々に咳は増強し、解熱後も3〜4週間程度続くという。
感染予防のためには、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭くこと。咳やくしゃみをするときには口と鼻をハンカチでおおい、場面に応じてマスクを着用するなどの咳エチケットを心がけることが有効だ。
咳が長引くなどの症状があるときは、早めに医療機関を受診してほしい。マイコプラズマ肺炎は単なる風邪と思い見過ごされるケースもあるため、受診の際は、咳込んでいるようすなどを動画に撮り、医師に見せるといったことも有効だという。手足口病やインフルエンザ、季節性の風邪など、さまざまな感染症が流行の兆しをみせている。基本的な感染対策など、場面に応じて講じていきたい。
マイコプラズマ肺炎は、幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で流行し、1年を通してみられ、特に秋冬に増加する傾向がある。従来は、ほぼ4年周期で流行を繰り返しているという。
東京都では、2024年第38週(9月16日〜22日)に、都内25か所の基幹定点医療機関から報告された患者数が70人(1定点あたり2.80人)となり、感染症法が施行され、現行の統計が開始された1999年以来、もっとも高い値となった。
2024年第1週から第38週分までのマイコプラズマ肺炎患者の90%以上が10代以下となっており、年齢別内訳をみると、5〜9歳がもっとも多く46.7%、ついで10〜14歳が22.6%、1〜4歳は21.5%。
マイコプラズマ肺炎の感染経路は、おもに飛沫感染と接触感染。他の細菌性肺炎と比べて軽症で済む人が多いが、まれに重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられるケースもある。2〜3週間の潜伏期間の後、発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れ、咳は初発症状から3〜5日後から始まることが多い。経過に従って徐々に咳は増強し、解熱後も3〜4週間程度続くという。
感染予防のためには、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭くこと。咳やくしゃみをするときには口と鼻をハンカチでおおい、場面に応じてマスクを着用するなどの咳エチケットを心がけることが有効だ。
咳が長引くなどの症状があるときは、早めに医療機関を受診してほしい。マイコプラズマ肺炎は単なる風邪と思い見過ごされるケースもあるため、受診の際は、咳込んでいるようすなどを動画に撮り、医師に見せるといったことも有効だという。手足口病やインフルエンザ、季節性の風邪など、さまざまな感染症が流行の兆しをみせている。基本的な感染対策など、場面に応じて講じていきたい。