青い衣に身を包み、金色の田園を歩いてく ナウシカのような「尾長鶏と愛娘」が神々しいほど美しい

2023年10月1日(日)8時0分 Jタウンネット

「尾長鶏」をご存じだろうか。日本の特別天然記念物に指定されている希少な鶏だ。

その尾長鶏を飼育している「ダイオウイカ」(@daiouika0316)さんが、2023年9月18日、X(ツイッター)に投稿した写真が話題となっている。

黄金色に色づいた稲田。稲穂が静かに揺れ動いているかのようだ。

天空に向かって長く伸びた尾をなびかせた尾長鶏を高く掲げる少女の髪も長く伸びている。

黄金色の田んぼの中を、軽やかに踊るように進む彼女の服が、鮮やかに青い。

この写真には、「一年前の今日 田んぼにて 尾長鶏と愛娘」というコメントが添えられている。被写体は、投稿者「ダイオウイカ」さんが愛してやまない2つの存在のようだ。

美しい光景に、X(ツイッター)にはこんな声も寄せられている。

「美しいいきもの 美しい場所 神々しい」
「鶏も娘さんも絵になる」
「素敵な写真ですね」
「一言、ナウシカ」
「その者蒼き衣をまといて、黄金の野を......」

思わず『風の谷のナウシカ』を想起してしまった人も多かったようだ。 

その一人であるJタウンネット記者は、投稿者「ダイオウイカ」さんの話を聞くことにした。

子供の成長と遊び心を一緒に収めたかった

投稿者「ダイオウイカ」さんは、静岡県浜松市で、約20種の鶏を約200羽飼育している。今回の投稿について、「昨年撮った写真なのですが 、最近忙しく新しい写真が撮れず投稿できなかったので、ちょうど一年前の写真を投稿した感じです」と語る。

ところで「ダイオウイカ」さんのアカウントの固定ポストは次のような投稿だ。

こちらは2021年の投稿。当時からナウシカを相当に意識していたようだ。

自身のアカウントを覗きに来た人が必ず目にすることになる場所に、この写真を置いている訳を、こう説明した。

「ジブリのアニメも好きですし、農業(米を作ってる)をしている、鶏を飼っている、子供もいる 、遊び心がある、写真撮影も好き、がこの一枚でわかるかと思ってですね」(「ダイオウイカ」さん)

子供の成長と遊び心を一緒に写真に収めたかったのだ。娘さんも協力的だったようだ。

「この時は小学5年生で 、SNSやユーチューブに興味を持ち始めて、どのぐらいイイネがあるのか興味津々で、協力的に撮影に協力してくれました」
「今年も違うバージョンを撮影したかったのですが、いろいろと忙しく余裕がなく断念しました」(ダイオウイカさん)

食材としての"ニワトリ"だけでなく、伊藤若冲なども好んで描いた"鶏"の美しさや優雅さ、今までと違った魅力を感じてもらえればうれしい、と語るダイオウイカさん。

「尾長鶏と愛娘」の写真、来年も、再来年も、チャレンジしてもらいたい。

Jタウンネット

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