勝間和代、JR東日本の計画運休「正しい判断」 「台風が酷くなる前にみんなを家の中に入れた」

2018年10月2日(火)17時3分 キャリコネニュース

台風24号の関東地方接近を受け、JR東日本は9月30日、午後8時以降の首都圏在来線の運転をやめる計画運休に踏み切った。46万人あまりに影響が出たが、実際に暴風雨になったのは1日午前0時から。利用者からは「なんで運休したんだ」「甘ったれるな」などの不満や、「危機管理の意識が変わってきた」という高評価など、様々な意見が出ていた。

10月1日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)では、この計画運休について取り上げた。経済評論家の勝間和代さんが「英断であり、非常に正しい判断です」と評価した。(文:okei)

「20時だから良かった。22時とか23時だと絶対に飲んで帰らない人がいる」

勝間さんは国土交通省の「社会資本整備審議会」の委員に名を連ね、防災も担当しているという。意見を求められると、開口一番「私はこれ英断だと思います。非常に正しい判断です」ときっぱり。

「8時にやめることによって、みんながちゃんと家に帰ってくれるんですよ。JR どうこうよりは、台風がひどくなる前にみんなを家の中に入れた。手段としてすごく良かったと思います」

と高く評価した。午後8時という時間帯も最適だったと言う。

「早く家に帰ろうと思いますし、これがヘタに10時とか11時になっちゃうと絶対に飲んで帰らない人がいるんですよ」

一方、ミッツ・マングローブさんは、「日曜日だから良かったけど、平日だったらどうなのか」と疑問を呈した。当日、品川で昼夜2回コンサートを開催していたが、7時半までにすべての公演が終わるよう見直さなくてはならなかったという。「日本は台風毎年来ますから、これが癖になると台風に対して脆弱になりすぎてしまう。都市の場合は色々影響を受けるため、これから色々バランスを考えていかなきゃいけない」と、計画運休に全面的に賛成でもない姿勢を示していた。

勝間さんはミッツさんの意見に、畳み掛けるようにこう説いている。

「ただの台風だったらまだしも『最大級』だったんです。今日も電柱とか色々なものが倒れていますから。人間が吹っ飛ばされるのは目に見えていますので。それだったら電車をシャットダウンしちゃえば家に帰るでしょう。私はホントにこれはJR に拍手を送りたいし、これは JR だけが判断したんじゃないと私は考えてます」

番組の実施したアンケートでも、JR東日本の施策を「評価する」が6585ポイントと圧倒的多数に。「暴挙」は789ポイントだった。

モーニングショー・玉川徹「会社が、午前中は出社しないよう連絡すれば混乱防げる」

同日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)でも、解説員の玉川徹さんが「公共交通機関の方は意識が変わってきた」と評価した上で、「ただもうひとつ変わらなきゃいけないのが会社側」だと指摘している。

1日の朝、首都圏の鉄道各線は、台風の余波を受け大幅に遅延・運休した。これについて、「(会社側は)午前中は出社に及ばずという一斉メールでも出しておけばこういうことにならない」と指摘する。

「会社が動いているとなればサラリーマンは行かざるを得ない。そこは会社側が判断して午前中はいいですよという形に、どれだけ多くの会社がこれからなっていけるかどうかが、混乱を回避する一番大きなポイントだと僕は思います」

週末には台風25号の接近も予想されている。同じような混乱を繰り返さないためにも、企業側の意識改革は急務かもしれない。


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