松屋の「ごろチキ」信者が4年ぶりに『ごろごろチキンのバターチキンカレー』を食べたらこうだった
2024年10月2日(水)14時0分 ロケットニュース24
松屋が2024年9月24日より『ごろごろチキンのバターチキンカレー』(税込880円)を期間限定で販売している。バターとスパイスの風味豊かな味わいで老若男女に人気の商品……とのことだが。
一部読者から私(あひるねこ)に対し、「ごろチキが復活してますよ!」「なぜ ごろチキの記事を書かない」といったコメントが寄せられていることには強く抗議したい。
勘違いされては困る。私が崇拝するのは天上天下において『ごろごろ煮込みチキンカレー』ただ一人。あとのカレーは有象無象の雑種にすぎないが……まあ、そこまで言うなら戯れてやろうではないか。
・人生2度目
そもそも『ごろごろチキンのバターチキンカレー』は『ごろチキ』ではない。松屋自身が『バタチキ』と呼称しているため、本稿でも以下『バタチキ』とさせていただく。くれぐれも混同しないように。
さて、私が『バタチキ』と言葉を交わしたのは、初めて全国発売された2020年7月(2019年7月に店舗限定販売)が最初で最後だ。つまり約4年ぶりの再会ということになる。
ただし、味に関する記憶はほとんど無(む)。初対面に等しいと言っていいだろう。
というか、松屋に来るのも『ごろチキ』が終売した今年の5月以来だ。私にとって松屋とは、『ごろチキ』合法製造所。神も天使も不在の天国など、果たして天国と呼べるだろうか? と思いきや……
ほう、なかなかいい面構えをしているな。
・オーラは一級
至宝『ごろチキ』と色こそ異なるものの、もはやカレーというカテゴリーを逸脱したかのような圧倒的なチキン物量はさすが「ごろごろ」シリーズ。何やら生き別れた兄弟のようですらある。
まあでも、所詮ただの鶏バター……
_人人人人人人_
> うっま!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・さすがの実力
約4年ぶりの『バタチキ』を口にした私は、当たり前すぎて逆に忘れていた衝撃の事実に気付いてしまった。実は松屋のカレーって……めちゃくちゃウマくね?
生クリームとバターによるマイルドな味わいからは、『ごろチキ』のような刺激やスパイシーさは微塵も感じられないが、それを補って余りある甘く濃厚なコクと旨みが、『バタチキ』をスペシャルな存在たらしめている。
さらに、もう一人の主役と言っていいトマトの柔らかな酸味がカレーとしての完成度を底上げし、角が取れたなめらかな口当たりと、飽きのこない適度に複雑な味わいを見事両立させているのだ。
『ごろチキ』が100℃超え上等の灼熱サウナなら、『バタチキ』はぬるま湯でのリラクシング半身浴。全国津々浦々、あらゆるユーザー層にあまねくブッ刺さる理想的なカレーと言っていいだろう。
ただぁ!
まあそれでも、100対0で『ごろチキ』の勝ちだろうな。理由は簡単。『バタチキ』には『ごろチキ』ほどの神秘を感じないからである。
・神々の棲むカレー
あの苛烈で天井知らずの中毒性が、果たしてどこから来るのか? あるいは偶然の産物なのか? 分からない。何度食べても、その秘密の一端すらつかむことができない。まさに未知。未知との遭遇。ごろごろ煮込未知キンカレー。
たしかに『バタチキ』はウマい。これが全国どこでも、何時でも食べられるのは端的に言って奇跡でしかないが、『ごろチキ』と比べるとまだまだ制御可能な優等生だ。私は知らないものを知りたいのだよ。
やはり『ごろチキ』こそ神であり、唯一無二の絶対的存在なのである。『ごろチキ』よ、一刻も早よカムバック。
参考リンク:松屋
執筆:ごろチキ信者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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一部読者から私(あひるねこ)に対し、「ごろチキが復活してますよ!」「なぜ ごろチキの記事を書かない」といったコメントが寄せられていることには強く抗議したい。
勘違いされては困る。私が崇拝するのは天上天下において『ごろごろ煮込みチキンカレー』ただ一人。あとのカレーは有象無象の雑種にすぎないが……まあ、そこまで言うなら戯れてやろうではないか。
・人生2度目
そもそも『ごろごろチキンのバターチキンカレー』は『ごろチキ』ではない。松屋自身が『バタチキ』と呼称しているため、本稿でも以下『バタチキ』とさせていただく。くれぐれも混同しないように。
さて、私が『バタチキ』と言葉を交わしたのは、初めて全国発売された2020年7月(2019年7月に店舗限定販売)が最初で最後だ。つまり約4年ぶりの再会ということになる。
ただし、味に関する記憶はほとんど無(む)。初対面に等しいと言っていいだろう。
というか、松屋に来るのも『ごろチキ』が終売した今年の5月以来だ。私にとって松屋とは、『ごろチキ』合法製造所。神も天使も不在の天国など、果たして天国と呼べるだろうか? と思いきや……
ほう、なかなかいい面構えをしているな。
・オーラは一級
至宝『ごろチキ』と色こそ異なるものの、もはやカレーというカテゴリーを逸脱したかのような圧倒的なチキン物量はさすが「ごろごろ」シリーズ。何やら生き別れた兄弟のようですらある。
まあでも、所詮ただの鶏バター……
_人人人人人人_
> うっま!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・さすがの実力
約4年ぶりの『バタチキ』を口にした私は、当たり前すぎて逆に忘れていた衝撃の事実に気付いてしまった。実は松屋のカレーって……めちゃくちゃウマくね?
生クリームとバターによるマイルドな味わいからは、『ごろチキ』のような刺激やスパイシーさは微塵も感じられないが、それを補って余りある甘く濃厚なコクと旨みが、『バタチキ』をスペシャルな存在たらしめている。
さらに、もう一人の主役と言っていいトマトの柔らかな酸味がカレーとしての完成度を底上げし、角が取れたなめらかな口当たりと、飽きのこない適度に複雑な味わいを見事両立させているのだ。
『ごろチキ』が100℃超え上等の灼熱サウナなら、『バタチキ』はぬるま湯でのリラクシング半身浴。全国津々浦々、あらゆるユーザー層にあまねくブッ刺さる理想的なカレーと言っていいだろう。
ただぁ!
まあそれでも、100対0で『ごろチキ』の勝ちだろうな。理由は簡単。『バタチキ』には『ごろチキ』ほどの神秘を感じないからである。
・神々の棲むカレー
あの苛烈で天井知らずの中毒性が、果たしてどこから来るのか? あるいは偶然の産物なのか? 分からない。何度食べても、その秘密の一端すらつかむことができない。まさに未知。未知との遭遇。ごろごろ煮込未知キンカレー。
たしかに『バタチキ』はウマい。これが全国どこでも、何時でも食べられるのは端的に言って奇跡でしかないが、『ごろチキ』と比べるとまだまだ制御可能な優等生だ。私は知らないものを知りたいのだよ。
やはり『ごろチキ』こそ神であり、唯一無二の絶対的存在なのである。『ごろチキ』よ、一刻も早よカムバック。
参考リンク:松屋
執筆:ごろチキ信者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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