スパイ容疑の日本人外交官は“ロシア美女”にハメられた? 「公安調査庁は外国人妻だらけ 、中露のカモ」ジェームズ斉藤

2022年10月3日(月)20時0分 tocana

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


──9月26日にウラジオストクの日本領事館の職員がスパイ容疑で捕まり、国外退去となりました。これはどういうことですか?


ジェームズ 今回の事件は日本の在外領事館における役職で第二位の領事が逮捕されました。このようなスパイ問題、特にロシアで起こったスパイ問題は「ディスインフォメーションまみれである」という前提で対応しなければなりません。ですから、これが本当にスパイ事件かどうかというところから見ていかないといけません。



機密情報の授受だとされる映像


──冤罪の可能性があるんですか?


ジェームズ きちんとした確認が必要です。FSB(ロシア連邦保安庁)が流している「機密情報受け渡しの瞬間」とされる映像もいい加減で、でっち上げの可能性大です。


──FSBが発表した映像によると日本料理店で領事館員のモトキ・タツノリ氏がロシアの機密情報を金銭と引き換えに手に入れているというものですが。


ジェームズ 公開された日本料理店の場面を見る限り、モトキ氏はメニューを受け取っているだけですよ。機密情報の授受の証拠にはなっていません。たぶん、モトキ氏はFSBにハメられていますね。ですから、その観点から見ていかないといけません。


──どういうことですか?


ジェームズ そもそもロシアでは外国の外交官が赴任するとFSBが24時間365日徹底的に監視します。私の知り合いの某国諜報大国出身の諜報員がモスクワの大使館に外交官カバーで赴任した際は大使館を出た瞬間にFSBの「ボリス」が親切にも真横に並ぶ形で尾行してきたと言っていました。監視カメラも街中はもちろん公衆トイレの大用の個室にまで設置されています。これはロシア国内で暗躍する外国のスパイによる変装等を防止するためです。


 また、ロシアに赴任する西側外交官が必ず経験する洗礼として大便があります。赴任者の住まいに留守中、FSBが侵入してベッドの枕元に大便をしていくのです。これは「早く失せろ」という意味です。


──それは嫌なことをしますね(苦笑)。


ジェームズ 映画『ゴッドファーザー』で馬の首をベッドに残すシーンがありますが、あれよりも気持ちが萎えると言われていますね。本当に帰りたくなるそうですよ(笑)。彼らが大便を使う理由は、恐怖より不快感を与えたほうが心理的なダメージが大きいからだそうで、このような活動を通してFSBはロシア国内の外交官の動きを、所属の大使館や領事館よりも正確に掴んでいます。


 ですから、モトキ氏が撮られたような映像はほぼすべての領事や大使は撮られているでしょう。はっきり言ってモトキ氏が何かを情報を盗んだなんてことはないでしょう。盗んだように仕向けられて逆にハニートラップにかかっている可能性が高いと思われます。つまり、モトキ氏の動きはすべてFSBに把握されていたということです。


 であるのに、わざわざ、機密受け取りの授受の映像なんかを出してきたということは、クレムリンの対日戦略が根本的に変わったということを意味します。今回の事件はそのきっかけで、クレムリンは日本を西側の一員とみなし、今後徹底的に圧力をかけてくるということです。


──機密情報を盗んだとか盗んでないとか、そういう話じゃないわけですね。





ジェームズ ロシアが日本のスパイに機密情報なんか盗まれません。逆に、完璧に行動を把握されています。実はここに日本の外交官特有の問題があって、日本の外交官はハニートラップにとても弱いのです。


──外国人女性に弱いからですか?


ジェームズ そうです。ロシアにいる日本の外交官、特に諜報活動をする公安調査庁等の諜報機関からの出向組は、妻がロシア人の人がとても多いのです。


──えっ、ここでもですか!? 先日メルマガでも日本のロシア評論家はロシア人女性に弱いという話をしていましたよね?


ジェームズ しましたね。メルマガ用の記事で、日本のメディア、ロシア評論家の多くは妻がロシア人だったり、恋人がロシア人だったり、ハニートラップに引っかかっている人間があまりにも多いという話をしましたが、その体質は公安調査庁においても同様です。


──いや、でも、公安の職員ならば、自分の妻とか恋人がロシア人というのはヤバいだろうってことぐらい普通にわかりませんか?


ジェームズ わかると思いますよね? しかし、公安のロシア担当の職員のほとんどがロシア人妻を持っています。これが日本の現実なのです。ロシア留学中か錦糸町のロシアキャバ嬢を追っているうちに仲良くなって妻にしてしまうので、この様な特殊な現象が起こります。なお、中国担当の職員のほとんどは中国人妻をもっています。


──えっ、嘘ですよね! 普通にわかるでしょ、自分の職業にとってそれがマイナスにしかならないことぐらい。というか、彼女たちが近づいてきた時点でハニートラップだとわかると思うんですけど。


ジェームズ ところが、わからないのです。彼らはたぶん人生の中でモテたという経験もなければ、女性と付き合った経験もないんじゃないでしょうか? あまりにも女性経験が少ないので簡単に引っ掛かってしまうのです。


──いや、いくらモテなかったといっても限度があるでしょう。


ジェームズ と思うのですが、何人も公安の人たちを見てきた経験で言うと、彼らはとても真面目な人たちです。今回捕まったモトキ氏にしてもそうですが、誠実そうなタイプですよね? とてもスパイ活動をするような人には見えないはずです。だからこそ、カバーなのかもしれませんが、それは他国の話で、日本においては見た目どおりの人だったと思います。この仕事に向いていないのです。


 そもそも基本的にロシア国内で外交官の身分の人間が、単独で若いロシア人女性と面会するのは御法度です。しかし、モトキ氏は例の日本料理店で若いロシア人女性と会っていました。彼女は間違いなくFSBです。外交官に近づくロシア人女性は全員FSBなのです。それなのに、警戒心もなく、ロシア人女性と会っているのですから、「やはり素人だな」と思いました。


──でも、採用試験というのがあると思うし、セレクションだってあるんじゃないんですか?



ジェームズ あります。ありますが、公安調査庁の採用試験は語学メインです。それもロシア語、中国語、朝鮮語です。その理由は、公安は徹底して現場主義で「いかに人と会って飲み食いをして話をしたか」で評価するためです。しかし、スキルや経験がない人間を現場に出したら、ただのカモですから次々とハニートラップに引っ掛かっていくのです。敵国の女性を妻にしてしまう理由がこれです。逆に、そんな先輩ばかりですから、それが正しいことだと思っています。


──つまり、公安は完全に汚染されていて、ロシア担当はロシアのためのエージェントになってしまっているし、中国担当は中国のためのエージェントになっていると。


ジェームズ その可能性は十分にあります。本人がエージェントでなくても妻が機密資料の持ち出しなどができるでしょうから。


 こうなってしまった原因はやはり採用試験のマズさでしょうね。例えば、イスラエルのモサドの採用試験はいきなり諜報工作の演習から入ります。英米も基本的に同じです。要は能力がないのにスパイは務まりません。


 こういってはなんですが、本来、語学云々などかなりどうでもいい部分なのですが、日本ではこれを最優先事項としているのでダメなスパイが育ってしまいます。


 また、どうしても語学というのであれば、英語力を最優先に選ぶべきでしょう。現在の諜報は同盟国間の連絡が最も重要視されるからです。英語はできて当然で、その後にロシア語や中国語の習得とするべきです。この2つの言語を学ぶのは難しいことはわかりますが、それでも組織に入ってからでも十分間に合います。


 逆に最初から習得しているほうが問題です。その時点でロシアや中国のエージェントが近づいている可能性があるからです。それよりはロシアや中国などに留学を含む渡航歴がないことを最優先しなければなりません。また日本国内でも在日ロシア人や中国人との接触がないことも必要です。


──採用試験云々の前に身辺調査をしっかりやっておくべきなんですね。


ジェームズ それは海外では当たり前の話です。しかし、日本は逆に渡航歴があるほうを優先したり、重宝したりするのです。


──僕はてっきり公安調査庁は優秀なのかと思ってました。



ジェームズ 確かに優秀な人はいますが、やり方が時代遅れです。また、英語力に力を入れていないことは致命的です。さきほども言ったように、今の諜報業務はほとんどが同盟国間の情報共有ですから。


──日本の公安調査庁の問題は採用試験、語学力、ほかに何がありますか?


ジェームズ 前述の無駄な現場主義です。「インテリジェンスの極意は(人間を媒介とした諜報のこと)である」などといった無知に基づく極論で組織が成り立っているので、常に体当たり的な工作になります。彼らの理解では「HUMINT=飲み食いを通じた人間関係を利用した工作活動」になっており、肝心の戦略性も全くありません。なので、高級レストランで予算を使い果たし、挙げ句の果てにはFSBにハメられます。そもそも、ロシアという国では信頼など存在しません。「信頼関係を構築し、機密情報を入手する」のような教科書的なHUMINT工作には最初から適していません。ロシアでは、協力者、亡命者、反体制派として外国の諜報機関に関与してくる者はほぼ全員FSBであるということを認識する必要があります。


 他の問題としては、職員の士気にも問題があります。日本のインテリジェンス問題で深刻なのはトップが無能なので、インテリジェンスが活かされないことです。


──ほとんどの政治家もアレですからね。


ジェームズ 加えて公安調査庁内の官僚も基本は保身なのでやはりインテリジェンスが活かされません。ですから、今回捕まったモトキ氏は外務省出身か公安からの出向かは公表されていませんが、もたらされたインテリジェンスもまったく活かされてはいないはずです。もっともディスインフォメーションなのでヘタに活かそうとするほうが問題を大きくしたかもしれませんが。ともかく、この事件は日本のインテリジェンスのすべての問題点が浮き彫りになったものと言えるでしょう。


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